【競輪祭女子王座戦】児玉碧衣は3着で準決勝へ「何もできずに終わりたくなかった」

2025/11/19(水) 19:45

小倉競輪「第67回朝日新聞社杯競輪祭、第3回競輪祭女子王座戦」が19日に初日を開催。7Rガールズ予選を走った児玉碧衣に話を聞いた。

「弱気にならないように気持ちを強く持ってイメトレに励みます」と話した児玉碧衣

 女子王座戦は今年で3回目。児玉は毎年、地元の福岡で開催される大一番とあって何よりも気合を込めて挑んでいるが、ここ2大会はいずれも初日予選で敗退。今年こそ何とか流れを変えたく、この日に打った策は6番手からの鐘4カマシだった。

 だが、奥井迪が前受けからそのままピッチを上げたことでハイペースとなり相当に足を削られた。強引に出切ったのはいいが、最後の直線では末脚の粘りを欠き3着に沈んだ。

「緩むところが無かった。絶対に行けないだろうというスピードだったしきつかったですね」と言いながらもムリヤリ仕掛けたのは、過去の失敗が頭にあったからだ。

 それは6月岸和田GI「パールカップ」初日のこと。今回と同じく6番手に置かれ、前のペースが上がると仕掛ける間もなくレースが終わってしまった。そのときの苦い思い出が脳裏をよぎり「あのときみたいに何もできずに終わりたくなかった」と、自然に外へと車を持ち出た。

 3着とはいえ準決勝への切符は手に入れ過去の2大会から続く嫌な流れは断ち切った。

「初日に刺激を入れた分、2日目に良くなることを願って。弱気にならないように気持ちを強く持ってイメトレに励みます」と前を向き、強い気持ちで準決勝に挑む。(netkeirin特派員)

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