【前橋G1】第34回寛仁親王牌の傾向と予想に役立つ開催データ

2025/10/20(月) 17:30

10月23日から前橋競輪場で開催される「第34回寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(G1)」。過去の優勝者、開催データから見える寛仁親王牌の傾向と特徴は……!?

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【寛仁親王牌・優勝者データ】

昨年は弥彦で開催され、古性優作が大会連覇を達成した。

◆最年少優勝:21歳
1992年前橋:吉岡稔真
今開催の最年少は24歳の後藤大輝と内山慧大なので、最年少優勝記録更新は該当者無し。

◆最年長優勝:43歳
2002年前橋:松本整
最年長優勝記録に挑むのは今回の出場最年長54歳の内藤宣彦をはじめ、43歳以上の24名。なお、50代は内藤と香川雄介の2名が参戦する。

◆最多優勝:4回
小橋正義(1995年前橋、1998年前橋、2001年青森、2004年前橋)
優勝回数3回は神山雄一郎(1996年前橋、1997年前橋、2000年前橋)

◆大会連覇:2名
神山雄一郎(1996年前橋、1997年前橋)、古性優作(2023年弥彦、2024年弥彦)
古性優作は初の寛仁親王牌3連覇に挑む。
◆完全優勝:2回
神山雄一郎(1996年前橋)、古性優作(2023年弥彦)

◆優勝者の年齢分布
20代:11回
30代:20回
40代:2回

昨年は30代の古性優作が連覇。2020年の脇本雄太から5大会連続で30代が優勝中。40代の優勝は、最年長優勝の2002年前橋の松本整(43歳)と2019年前橋の村上博幸(40歳)の2回。

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【寛仁親王牌・地区別優勝数】

北日本 4回
関東 8回
南関東 2回
中部 5回
近畿 8回
中国 2回
四国 1回
九州 3回

過去33開催で最も優勝回数が多いのは近畿。古性優作が連覇中で、直近10開催で6Vと誇る。南関東が苦戦で、滝澤正光(1993年前橋)と海老根恵太(2009年青森)のみ。四国勢の優勝は1999年前橋の児玉広志のみ。中国勢も1998年前橋の小橋正義(当時岡山)以来、優勝から遠ざかっている。

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【寛仁親王牌・決勝の傾向】

◆決勝の平均払戻金
2車単 5,410円
3連単 39,297円
3連単万車券決着 15回/23回
※2002年から2024年までを集計

決勝の3連単の最高配当は21万2,050円(2015年弥彦の園田匠)、最低配当は1,600円(2018年前橋の脇本雄太)。高配当も目立ち、最高配当の2015年をはじめ、2021年弥彦(平原康多)の 19万4,360円、昨年弥彦(古性優作)の12万1,980円の3開催で10万円オーバーが出ている。

◆決勝の決まり手
1着 逃げ2回 捲り5回 差し13回
2着 逃げ2回 捲り6回 差し7回 マーク5回
※直近20開催を集計

昨年は近畿3番手回りだった古性が抜け出し、2着が小原太樹で入線し、決まり手は、差し-差し。直近20開催で、逃げ切り優勝したのは2020年の脇本雄太と2005年の小嶋敬二。

◆決勝のライン決着率
ライン決着:11回
別線決着:9回
※直近の20開催でライン形成選手のワンツー

昨年は古性優作→小原太樹の別線決着だった。直近でワンツー決着が決まったのは2022年前橋の新田祐大→守澤太志。

◆優勝者の位置取り
ライン先頭:8回
ライン番手:7回
ライン3番手:4回
単騎:1回
※直近20開催のみ集計

昨年は寺崎浩平-脇本雄太-古性優作で近畿ラインが連携し、3番手の古性が混戦を制した。直近20開催で3番手の3番手の優勝は4回目で、ほかにも2015年園田匠(脇本雄-金子貴)、2010年市田佳寿浩(脇本雄-村上義)、2006年後閑信一(海老根-手島慶)。単騎で優勝したのは2012年の佐藤友和。

◆級班別の優勝数
SS:12回
S1:5回
S2:0回
※S班スタートの2008年以降で集計

ここ2年はSSの古性優作が連覇。全体的にはSSがやはり実績を残しているが、S1の優勝は5回あり、2022年前橋の新田祐大、2018年前橋の脇本雄太、2015年弥彦の園田匠、2013年弥彦の金子貴志、2011年弥彦の浅井康太。

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【寛仁親王牌・勝ち上がりの傾向】

◆優勝者の初日出場番組

理事長杯スタート:8回
特選スタート:9回
予選スタート:3回

直近20開催で優勝者した選手がどう勝ち上がってきたかを集計。
優勝者の初日番組は特選スタート組がわずかに多くトップ。やはりシードレースは有利で、理事長杯と特選スタートからほぼ優勝者が出ている。なお、連覇中の古性は昨年が特選スタート、一昨年は理事長杯スタートから優勝している。予選スタートから優勝まで勝ち上がったのは直近20開催で3例あり、2011年弥彦の浅井康太、2013年弥彦の金子貴志、2015年弥彦の園田匠。

2日目の経由番組
ローズカップ経由:12回
二次予選経由:8回

やはり準決勝確定のローズカップ経由が優勝への王道ルートとなっている。なお、現在7年連続で優勝者はローズカップに進出している。直近で二次予選経由から優勝したのは、2017年前橋の渡邉一成。
一方、ローズカップで1着を取って優勝したのは、直近20開催では2023年弥彦の古性優作のみ。

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【寛仁親王牌・決勝の出目】

1番車(3 6 0 11)
2番車(3 2 3 12)
3番車(3 2 4 11)
4番車(2 3 3 12)
5番車(3 1 5 11)
6番車(0 0 3 17)
7番車(1 4 1 14)
8番車(2 1 1 16)
9番車(3 1 0 16)
※直近20開催のみ集計
※( )内は左から1着数、2着数、3着数、着外

直近20開催では、昨年は1番車の古性優作が優勝。内枠の方が3連対率が高めであるが、ぬけた実績のある車番はなくバラついている。ただ、6番車のみ優勝がなく、2024年の河端朋之、2021年の菅田壱道、2011年の坂上樹大と決勝3着が3回のみ。7番車は2着が多めで、2006年の後閑信一以来、優勝が出ていない。
※あくまで出目のデータです。

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【過去レポートや勝ち上がり解説・バンクデータ】
寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメントG1特集ページよりご覧ください。

※掲載写真は過去の寛仁親王牌からのイメージです。
(P-Navi編集部)

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