【熊本競輪】枠元一葵「浅井さんと一緒に練習をしている溝口(葵)さんが同期なんです」

2025/09/27(土) 15:57

熊本競輪場では「チャリロト協賛松本秀人杯争奪戦(FI)」が28日に初日を開催する。3RのA級予選を走る枠元一葵に話を聞いた。

「浅井さんと一緒に練習をしている溝口(葵)さんが同期」と話した枠元一葵

 2日に最終日を開催した小松島からここまで約4週間、日にちが空いた。その間はまとまった時間を使い、普段とは違った刺激を求めて出稽古を敢行した。向かった先は何とあの浅井康太のもと。理論派として知られ、独自の競輪哲学と引き出しの多さに定評がある浅井とはちょっとした縁でつながった。

「浅井さんと一緒に練習をしている溝口(葵)さんが同期なんです。街道練習が中心と聞いていて自分とスタイルが同じだったし、興味しかなかった。お願いして三重までいきました」

 短期間で浅井理論のすべてを習得するまでには至らなかったが、それでも大きな収穫があったという。それはこれまで積み重ねてきたものへの確信と肯定だ。

「これまで師匠の市田(佳寿浩)さんに教えてもらったことを練習で続けてきました。ただ、それが合っているかどうかとかを考えたこともなくて。でも、浅井さんの練習を経験して、市田さんに教えてもらったことが理解できて、ストンと体に落とし込めたんです」と競輪博士、浅井のアプローチが市田の教えに通じるものがあったのか、点と点がつながった。

 日にちは空いたがようやく実戦で結果を出すときがきた。3Rはメンバー構成上、先行しやすく持ち味を発揮するには願ってもない機会だ。(netkeirin特派員)

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