2025/09/12(金) 15:36
福井競輪の「第41回共同通信社杯競輪(GII)」が12日に初日を開催。8レースのS級一次予選を走った新山響平に話を聞いた。
人生、初の3番手回りを経験した新山響平。櫻井祐太郎、小原佑太の後ろで2段駆け態勢だったが、九州もドン・荒井崇博が番手回り。これでは、簡単に櫻井も突っ張り切れず、松本秀之介の主導権になってしまった。
新山響平は「僕も突っ張り切れない事があるので…。櫻井君は、やる気満々だったし仕方ないですよ。途中、荒井さんの所で粘るそぶりを見せ、そこはビックリした。3番手を固めてくれる選手の気持ちも分かったし、勉強になりました」と、優等生発言。と言うより、これが作ったものでなく、真の新山の姿だし素晴らしい。
説教、正座と言う古い時代の競輪もあったが、これが今の競輪である。たまには、怒られた方がいい若手自力選手もいるが…。(町田洋一)