2025/09/10(水) 19:10
青森競輪場のミッドナイト「競輪公式投票CTC杯(FII)」が開幕。4レースに出走する野崎翼に話を聞いた。発奮材料がある野崎翼に要注目。
今期から初の1班として戦っている野崎翼。前期も86点を取ったが、今期は83点台とやや調子を落としているが「ころころフレームを換えたりしていたけど、結局気持ちが弱いですね。(義理の弟である)雅也も腓骨を骨折しながらASを走り切っていたし、それをみて自分ももっと気持ちを強く持たないといけないと思った。なので自在寄りの戦法で点数を上げて1班の点数を取れたけど、上を見据えるならもっと自力を出していかないとダメだと気づいた。点数を戻したい気持ちもあるけど、まずは長い距離を踏んで脚を付けないといけないですね」と悲観した様子は一切なし。昨年の5月に同期の渡邉栞奈と入籍し、現在は基本的には静岡で練習している野崎。
本人は「S級点を取って師匠である川口公太朗さんや今お世話になっている(義父である)晴智さんに結果で恩返しがしたい」と志を高く持っており、大成を目指す。今開催は愛妻である栞奈との夫婦斡旋の予定だったが、8月の大垣での落車で今回は残念ながら欠場。
「今回の斡旋は楽しみにしていたんですけど、栞奈が落車で鎖骨骨折。まだ街道やバンク練習はできていないけど、復帰に向けて頑張っています。本当は今年の1月に式を挙げる予定だったんですけど、その時は栞奈が交通事故のリハビリ中で延期に。なので凄く楽しみです。自分もまずはケガをしないことを第1に今開催は栞奈の分まで頑張りたい」とやる気は満々。
今は早くから戦法チェンジするヤングが多いが、やっぱり若い内は自力に拘っていた方が出世するイメージ。一家の大黒柱として飛躍を誓う野崎にこれからも要注目だ。 (アオケイ・松野記者)