2025/08/17(日) 13:34
玉野競輪「日刊スポーツ&ニッカン・コム杯(FI・ナイター・松山市主催)」は18日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)
函館オールスター(GI)の裏開催と言うことで、大物は不在。競走得点トップは、S級2班ながらベテランの渡部哲男。予選スタートになるが、今節は松山市営の開催。追加参戦の不利もなく、8場所前の当地ナイターで優勝。2場所前のサマーナイト(GII)でも最終日に1着を取っておりバンクとの相性も抜群。
ここは四国ラインで上野雅彦や、地元の片岡迪之と連係して決め脚を発揮する。その地元片岡は抜群の出来とは言えないが、直前12場所で10勝と、そこまで脚色は悪くない。番組面の恩恵もありそうで、キッチリ仕上げてきた。
徹底先行の木村弘も優勝候補のひとり。初日の特選では1番車を貰っており仕掛けやすい。練習では、新山響平と双璧と言うし、いつ才能が開花してもおかしくない。気持ちの優しさがマイナス面となっているが、ロングの仕掛けは魅力。東のラインで磯田旭や東龍之介がガードする。
若手機動型では、阿部英斗・治田知也・橋本優己が大暴れしそうな予感。気持ちの強さで、阿部は九州ラインを引っ張る。治田も関東の貴重な戦力だし、橋本もG戦線で実績もある。
初日A級特選は、塩崎隼秀・児玉虎之介・小池千啓の3分戦。児玉と小池でガンガンやり合えば、塩崎の捲りが決まりそう。予選スタートの新鋭角宗哉は、前回の地元防府で完全優勝。特別昇班は出来ないでいたが、昇班2場所目で結果を出した。これは中四国の選手にとっても大きい。