2025/08/14(木) 22:40
2025年8月14日 伊勢崎オート
SG第29回オートレースグランプリ(5日目)
※ナイター開催
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【9R=準決勝戦】
*8周回 4,100m(走路状況:良)
スタートで6・佐藤摩弥が飛び出し、2番手に5・佐藤励が続き、8・中村雅人も3番手に上がってくる。佐藤摩が逃げる中、4周回目に中村が佐藤励を捌いて2番手に上がると、逃げる佐藤摩を7周回目にかわして先頭に立ち、中村が1着ゴール。佐藤摩が2着に粘り、2大会連続のSG優勝がかかっていた佐藤励は3着で優出を逃した。
1着/中村雅人(川口28期)
競走タイム:3. 402
競走車名:Kモンソン
ランク:S4
今節の成績:2着・1着・1着・2着・1着
SG優勝:6回(16年伊勢崎:グランプリ)
SGグランドスラマーが本領発揮。準決勝戦も冷静沈着な捌きで2車を捌き、優出一番乗り。今節はオール2連対と安定感は抜群。優勝戦は2番目の選択で3枠を選んだことが、どう作用するか。9年ぶりのグランプリ制覇に期待。
※公開勝ち上がりインタビューより
リング交換とクラッチの調整していきました。(8周回は)今日はプラスだったと思います。スタートは昨日よりマシ。(エンジンは)今節の中では一番良かったと思います。追うしかないので、無心で走りました。(先頭では)自分なりにペース上げて走っていました。明日も頑張ります。
2着/佐藤摩弥(川口31期)
競走タイム:3.410
競走車名:Pタン3
ランク:S9
今節の成績:5着・2着・7着・1着・2着
SG優勝:0回
今開催は最終予選1着から大整備を施して気配は一変。準決勝も「抜群だった」というスタートから2着で、SG14回目の優出を決めた。優勝戦は大外枠になったが、女子レーサー初のSG制覇の偉業達成へ。ピンクの勝負服が、スタートから見せ場を作るか。
※公開勝ち上がりインタビューより
エンジンのオーバーホールとクランク交換。試走でいいタイムが出たので、逆に緊張しちゃいました。抜群のスタートが切れたと思います。ただ、ペースが上がらず逃げ切れなかったのは申し訳なかったですが、スタートに関しては良かったです。後半は今日も回りづらくて苦しかったので、周回がのびたのは、うーんという感じ。エンジンは良くなっているので微調整の範囲と、良走路を願うところ。(タイヤも)今日は感触が良かったので、久々に気持ちよく乗れたと思います。明日も今日みたいなスタートを切って場内を沸かせたい。
◆9レース結果
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【10R=準決勝戦】
*8周回 4,100m(走路状況:良)
3・岩見貴史がフライング。2回目のスタートは大外から8・鈴木宏和が一気にカマシを決めて先制する。2番手に永井大介、3番手に4・鈴木圭一郎が付ける。鈴木圭が仕掛けを永井が抑えるが、4周回目に鈴木圭が永井のインに入り2番手に上がる。鈴木宏が逃げ切りで1着ゴール。3番手から永井が食らいつき、再逆転を狙うも、2着は鈴木圭が入線した。
1着/鈴木宏和(浜松32期)
競走タイム:3.407
競走車名:ナアーモ
ランク:S6
今節の成績:6着・1着・6着・1着・1着
SG優勝:0回
準決勝戦は大外枠から一気のカマシで1着。今開催は湿走路で連敗も、良走路はオール1着での勝ち上がり。SG優出は8回目。4枠のセンターから飛び出して、SG初制覇をもくろむ。
※公開勝ち上がりインタビューより
エンジンもちょっとやったんですけど、直したらだいぶ良くなりました。(試走から)全然違いましたね。(大外で)スタートしかなかったので、一番前まで行こうと思って切りました。昨日より乗りやすかったので、やられたら仕方ないと思って最初は走っていました。(後ろは)一生懸命で走っていたので、気にせず。後半滑るので、改善したい。タイヤは晴れなら今日のもので。
2着/鈴木圭一郎(浜松32期)
競走タイム:3.410
競走車名:カルマ3K
ランク:S2
今節の成績:2着・1着・1着・2着・2着
SG優勝:15回(24年川口:SS王座決定戦)
今節はオール連対での勝ち上がりも、まだまだ納得の手応えには達しておらず、「冷静に考える」と優勝戦に向けて策を練る。優勝戦は5枠。このグランプリを勝てば、史上7人目のSGグランドスラム達成となるだけに、今年の結果はいかに。
※公開勝ち上がりインタビューより
メタルとロッドとリングとヘッド周りを微調整。(手応えは)練習は良くなかったです。いろいろヘッド周りをやり直して、セッティングをやりました。試走もそこまで良くなかったです。あまりいいスタートではなかったと思います。優勝戦に乗りたいという思いで走りました。タイヤは良かったですが、手前が弱かったので無理な突っ込みになってしまいました。(ゴール前は)一生懸命で、差されないように頑張りました。(明日に向けて)冷静に考えたい
◆10レース結果
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【11R=準決勝戦】
*8周回 4,100m(走路状況:良)
スタートで5・黒川京介が鋭く抜け出し、1周回2コーナーで3・金子大輔が2番手に、8・荒尾聡も3番手で続く。黒川が快ペースで逃げ、徐々に金子との差を広げていく。3番手の荒尾も金子を追うが、仕掛けるまでには至らない。リードを広げた黒川が1着ゴール。差を詰める荒尾を振り切った金子が2着。
1着/黒川京介(川口33期)
競走タイム:3. 373
競走車名:イットウセイ
ランク:S3
今節の成績:1着・1着・1着・1着・1着
SG優勝:1回(24年川口:日本選手権)
ただひとり連勝街道をばく進。初日から全勝で、完全優勝に王手をかけた。枠番選択では1番目に、1枠を迷わずに選択。G2川口記念からグレードレースは5連続優勝中。その瞳にはSG完全優勝しかうつっていない。白い勝負の黒川が2回目のSG制覇なるか。
※公開勝ち上がりインタビューより
ちょっと、できすぎです。いつもの伊勢崎よりは、いい状態で走れていると思います。リング交換して、ヘッド周りをちょっと調整してタイヤを換えました。昨日より3つ上がっていたので、いいかなと。スタートはタイミングが遅かったかもしれませんが、伸びて行ってくれたので。序盤は気になりましたけど、閉めたところでどうにかなる相手ではないので、開けて走りました。エンジンはすごく良かったと思います。タイヤもペースを上げようとすると序盤が滑ったのでそこだけ。タイヤは今日のものか、前回浜松で使ったもので選びます。いい状態ですが、雨待ちなので、雨ごいを是非お願いします。
2着/金子大輔(浜松29期)
競走タイム:3.402
競走車名:サンクチュアリ
ランク:S8
今節の成績:1着・4着・1着・2着・2着
SG優勝:3回(24年川口:全日本選抜)
準決勝戦も巧く抜け出して2着で優出。昨年の全日本選抜では湿走路で9年ぶりのSG制覇。オールラウンダーぶりを発揮して、SG初制覇したグランプリで、再び躍動なるか。
※公開勝ち上がりインタビューより
シリンダーとヘッド換えて、大幅にセッティングも変えました。練習も良くなくて、ぶっつけ。(試走は)大きな滑りは無かったですが、レース足があるか分からなかった。(スタートは)クロちゃん(黒川)に行かれて、ヤッシー(松本康)がが滑らせてそこでうまく潜り込めたのが大きかったです。(黒川が)スピード一番あるので、頑張って付いていこうと思ったのですけど、目が回りそうで。ずっと荒尾さんがいるのも分かっていたので、後半きつくなってきましたが、何とかしのげました。タイヤは選び直します。明日は雨の予報も出ているので、雨の方がいいかなと。
◆11レース結果
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【12R=準決勝戦】
*8周回 4,100m(走路状況:良)
スタートから3・青山周平が先制。2番手は5・篠原睦が続く。青山は快調に逃げて、セーフティリード。2番手の篠原も3番手との差が開いて、両者が抜け出す形に。青山が磐石のレースで逃げ切り1着。2着に篠原。3着は4・平田雅崇が入線した。
1着/青山周平(伊勢崎31期)
競走タイム:3. 380
競走車名:ハルク・73
ランク:S1
今節の成績:2着・2着・3着・1着・1着
SG優勝:18回(25年浜松:全日本選抜)
今節は湿走路に苦戦も、オール掲示板入りで4日目から連勝。準決勝戦はしっかりと人気に応えた。グランプリは最も実績を残すSG開催。地元ファンの声援も追い風にして、グランプリ6回目の優勝&大会4連覇に挑む。
※公開勝ち上がりインタビューより
雨が降らなくて良かったです。下周りの整備をしました。試走から感じ良かったです。スタートは悪くないですけど、もっともっといいスタート切れると思って、毎日練習しています。(抜け出してから)感じは悪くないですが、周回が長く感じました。タイヤを慎重に選ばないとはねるので、気を付けます。雨が降らないことを祈っています。
2着/篠原睦(飯塚26期)
競走タイム:3.388
競走車名:チャージ
ランク:S18
今節の成績:4着・1着・3着・1着・2着
SG優勝:1回(21年伊勢崎:グランプリ)
青山には敗れたものの2着で最後の優出切符を手にした。グランプリは2021年に湿走路の中、SG初優勝した開催。優勝戦は7枠から、虎視眈々と2回目のグランプリ優勝を狙う。
※公開勝ち上がりインタビューより
良かったです。(伊勢崎は)好きな走路。晴れに関しては自信があったので、そのままでいきました。今日のタイヤが一番良かったです。周平に食らいついていけたので、良いと思います。(エンジンは)自分の中では言うことない。(晴なら)このまま。雨は降らさないでください。どんな天候でも精いっぱい走ります。
◆12レース結果
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【最終日・12R=優勝戦】
*10周回5,100m 0mオープン戦
1/黒川京介(川口33期)選択1番目
2/青山周平(伊勢崎31期)選択3番目
3/中村雅人(川口28期)選択2番目
4/鈴木宏和(浜松32期)選択4番目
5/鈴木圭一郎(浜松32期)選択5番目
6/金子大輔(浜松29期)選択6番目
7/篠原睦(飯塚26期)選択7番目
8/佐藤摩弥(川口31期)選択8番目
※右数字はハンデ
準決勝1着選手の予選ポイント上位選手から枠番を選択。2着選手に関しても同様に選択していく。
1番目の黒川が迷わず1枠を選び、2番目の中村が3枠、3番目の青山は空いている2枠に入り、あとは選択順に内側の枠から埋まっていった。
話題が豊富すぎるメンバーでの優勝戦となった今年のオートレースグランプリ。
全勝で勝ち上がった黒川京介は完全優勝、青山周平はグランプリ4連覇、鈴木圭一郎はSGグランドスラムがかかる。中村雅人、金子大輔、篠原睦ら実力者も虎視眈々。また、SG初制覇を狙うのは鈴木宏和、佐藤摩弥の2名となった。
気になる最終日の天気だが、日中は晴れるものの、夕方からは傘マークの予報。選手も空を見上げながらの調整となりそうで、走路コンディションの変化には細心の注意を払いたいところ。
真夏の夜の6日間決戦は明日がフィナーレ。熱戦必至の10周回を制するのは…!? 大注目の優勝戦は20時40分発走予定です。
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【SG第29回オートレースグランプリ特集!】
◆直近の開催・優勝者レポート
◆オートレースグランプリ開催データ
◆優勝戦8選手の当日コメント(8月15日更新)など
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【SG第29回オートレースグランプリ特集】
(P-NAVI編集部)