二次予選12Rは打鐘過ぎに林大悟と絡んでいた小原丈一郎が落車(小原は失格)。これに2人が乗り上げて3人が落車するアクシデント。巻き込まれなかった地元の林は、逃げた立部楓真を差し切って1着で準決勝進出を決めた。

「ちょっとヒヤヒヤしましたね。とにかくしっかり付いていこうと思っていた。落車があって、(後ろの田中)陽平さんがいないのはわかった。櫻井(正孝)さんがいるのはわかったけど、その後ろはどうなっているのか見えてなかった。とにかく車間を空けて、と思って。ワンツー決まって良かったです」

　6月の四日市GIII二次予選で落車し、今回の地元GIIIが復帰戦。真横でアクシデントがあったが難を逃れてひと安心だった。

「今回から新車。2日間とも感触はいいと思う」

　初日は自力、2日目はマーク戦で、どちらも手応えは上々の様子。10Rでは弟の慶次郎が勝ち上がりを決めており、決勝での兄弟連係の望みも繋がっている。

「(慶次郎を捲った)原田さんが強かったですね。兄弟で決勝、まずは自分が頑張らないと」

　準決勝12Rは、強さに言及した原田と激突。二次予選同様に立部に前を任せて、地元GIIIファイナル入りを目指す。(netkeirin特派員)