2025/07/30(水) 08:45
青森競輪のミッドナイト「大勝運輸カップ チャリロト杯(FII)」が29日に準決を迎えた。勝ち上がりを難なく突破した三神遼矢に話を聞いた。
前走の前橋決勝は力のある新人らしい走りで、師匠(金成和幸)の前で圧巻のVを決めた三神。今シリーズも文句なしの走りで完全Vに王手をかけた。
準決は同期の五輪拓巳が積極的な走りを披露。三神に巻き返す隙を与えなかったために、三神は捲りに構えた。
「登りとかを使ってパンと出ると、後半に自分も苦しくなるし、後ろの人も離れてしまうので、無理に行かないようにしました」と話す。バック立ち上がりから捲り上げると、車はグングン伸びてあっという間に前団を飲み込んだ。圧倒的なスピードだったが、本人の顔はあまり冴えない。
「ちょっと感触的に良くないんです。前回の前橋が終わってから注文していたフレームが届いたので、これを使っているんですが、ハンドルの握りの感覚やサドルの部分もしっくりこない。それに体の使い方も悪い。この後に修正しながら走りたいと思う」と、決勝に向けてさらなる調整をするようだ。
ここを勝てば本デビューから6連勝となる。
「次回は宇都宮なんですが、ここは特進にカウントされないシリーズなので、その次に繋げるためにも今回頑張りたい。まずはここをしっかりと勝てるように」と話してくれた。(アオケイ・真島記者)