【熊本競輪】廣田樹里が単騎ガマシ決め白星「地元で勝ち上がれてよかった」

2025/07/24(木) 18:15

熊本競輪場の「楽天Kドリームス杯(FI)」は24日、初日を開催。初日予選1Rを走った廣田樹里に話を聞いた。

「声援がけっこうあったんですよ。地元だし調子に乗っちゃってもいいかな(笑)」と話す廣田樹里

 オープニングレースは廣田が単騎ガマシを決め、1・2班復帰3場所目にして今期初白星を挙げた。

「バック向かい風だけど出切ってさえしまえば大きく崩れることはないかな、と。2センターで人の気配が無かったので周回を間違えたのかとヒヤヒヤでした。穴党の人にはよかったでしょう。地元で勝ち上がれてよかった」と、競輪選手間の格言にある“地元は2割増”を体現した。

 今期初戦の武雄ではえらい目に遭った。前場所の川崎から送ったはずのハードケースが行方不明になってしまったのだ。中にはフレームはもちろん、部品やレーサーパンツまで商売道具一式が入っていたため、武雄は練習用のフレームに現地で購入した部品を合わせてその場をしのいだ。

「練習で使っているやつだから自分の自転車は自転車なんですけど、やはり普段、レースで乗り慣れたものの方がいい。行方不明の原因? いまだにわからないんです。なぜか沖縄で発見されて、武雄の最終日に鹿児島に到着した。自転車だけ夏のバカンスに行っていたようです」

 今回で厄を落としたと思いたい。

「もう地元で準決に乗れただけで満足。多くは望まない」とお腹は満たされたようだが「でも…500勝があるからなぁ」とポツリ。この日の1着で通算445勝目となり、節目達成まであと55勝となった。

「まだまだですけど、いいモチベーション。500勝すると退職金が1割アップするんですよ。そのために頑張っているようなものですから(笑)」と声を弾ませた。2日目の準決3Rは地元の田川翔琉を目標に得た。

「声援がけっこうあったんですよ。地元だし調子に乗っちゃってもいいかな(笑)」と、あわよくば連勝をもくろんでいる。(netkeirin特派員)

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