【サマーナイトフェスティバル】今節のレース展望!

2025/07/14(月) 14:17

玉野競輪のナイター「第21回サマーナイトフェスティバル(GII)」は、18日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(アオケイ・長谷川編集長)

古性優作

 古性優作は今一番頼りになる男。脚力はもちろん、天才的な身のこなし、絶対に諦めない勝負根性はまさに天下一品で、ここまでバランスのとれた選手は過去にいなかったのではないか。伊東のウィナーズカップを優勝するなど今年も変わらぬ強さを見せており、今回のシリーズも超一流のタテとヨコでVロードを突っ走る。

脇本雄太

 古性の良き理解者でライバルと言えば脇本雄太。古性が「最強」なら脇本は「最速」で、シンプルに前に踏むレースをさせたら誰も差せないし迫れない。今年に入り覚醒した寺崎浩平も「行くだけ」の選手は卒業して、狙いにいっても許される立場になった。他にも、常勝・近畿軍団を支える若手や、ベテランのマーカーも元気いっぱい。

 5月に行われた日本選手権競輪は眞杉匠の捲りを吉田拓矢が交わして「ダービー王」に輝いた。脇本と古性ほどではないが、この2人も大きい舞台でしっかり結果を出しており、昨年のこの大会(松戸)では眞杉優勝、吉田準優勝のワンツーを決めている。平原康多氏が抜けた穴を埋めるのも今後の大きな課題と言えそうで、他の若手と協力しながら関東の新たな歴史を作っていく。

郡司浩平

 来ると分かっているのに止められない。郡司浩平の捲りは他の選手とはあきらかに精度が違い、瞬く間に前団を飲み込んでしまうスピードは圧巻。深谷知広との黄金タッグもすっかりお馴染みとなり、岩本俊介を含めたSSトリオからも目が離せない。

松浦悠士

 中国地区のビッグレースということで清水裕友や松浦悠士も意地を見せたい。地元の岡山からも太田海也、取鳥雄吾、河端朋之といったスピードタイプが勢揃いで、今回ばかりは内容よりも結果優先の走りをしてもいいだろう。

犬伏湧也

 また中四国のくくりでは犬伏湧也や石原颯といった強力な機動型も援軍となり、数の力と結束力で他地区の猛者達を迎え撃つ。

新山響平

 ド先行ゆえに大きい着も目立つが、新山響平の潔いスタイルは競輪の魅力をダイレクトに伝える貴重なもの。北日本の先頭でライン貢献の走りをしてきたレースは数知れず、新山に穫ってほしいと願うファンは非常に多い。この「特急列車」の番手を回るのは名コンビの佐藤慎太郎をはじめ成田和也、守澤太志。ナショナルチームに在籍する中野慎詞や小原佑太は偉大な先輩たちの前でがむしゃらに頑張る。また今回から大レース復帰の新田祐大も気になる1車で、まだまだやれるぞ! と存在感をアピールする。

浅井康太

 地区的にどうしても劣勢ムードの中部勢だが、浅井康太と山口拳矢のツートップはずっと元気。伏兵以上の存在として赤丸要チェックだ。九州地区ではエース格の山田庸平が高いレベルで安定していて、4月と5月に行われた地元の武雄GIIIを立て続けに優勝。特攻隊長の嘉永泰斗と連係しながら結果を出していく。

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