2025/07/13(日) 10:47
京王閣競輪「シン東京ミリオンナイトレース(GIII)」は14日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)
3日制の短期シリーズのGIIIレース。京王閣では、26日からもS班の吉田拓矢と眞杉匠が参戦予定のGIIIが開催される。今回は、S級が7レース、ガールズはAとBの二層制で4レースあり、11レース制。S級の優勝賞金は370万円あり高額だ。
ナショナルチームの現役のメンバーで、オリンピックを目指している山崎賢人がV最短。淡泊な走りも多いが、スピード自慢のレースをやる。この世界の走りを体感するのも、ナイター開催だし絶好だ。番手は九州同士の昔のイケメン? 松岡貴久。
関東は吉田有希が徹底先行で、地元も鈴木玄人・大矢崇弘・寺沼拓摩がSIの選手。中でも鈴木は前節の平塚FIを完全優勝。競走得点も110点あり、ひと皮むけている。ヨコの強引さもあり、常に前々の意識を持っている。
北日本は阿部拓真の自在戦に復調している伏見俊昭。阿部は高松宮記念杯で落車して復帰戦。伏見はメモリアルの600勝に、あと7勝と迫っている。
南関は和田健太郎の決め脚が抜群だが、自力型が手薄。ただ、厳しい展開だったが、前節の松戸FIを優勝して通算400勝を決めている。さすが、グランプリレーサーだ。
近畿は中釜章成と池野健太で、中部は山口富生が元気いっぱい。岡山勢は晝田宗一郎に実力者の岩津裕介。
ガールズのAは児玉碧衣と地元の石井寛子の2強対決。児玉はパールカップ(GI)の初日に取りこぼしたが、残りはキッチリ2勝。モチベーションの低下の時期もあったが、今は気持ち良く走っている。石井はパールカップで落車しており、まずは1走してからだろう。3番手の評価が藤田まりあ。
Bは太田りゆと梅川風子の元ナショナルチーム同士の力比べ。太田は破壊力あるが、総合力で梅川が上回る。他に優出候補は太田美穂、杉浦菜留、地元の石井貴子、大浦彩瑛、豊岡英子と全体的なレベルは高い。