2025/07/13(日) 18:30
2025年7月13日 弥彦競輪
開設75周年記念「ふるさとカップ」G3(最終日)
7月10日から4日間にわたり熱戦を繰り広げてきた弥彦競輪開設75周年記念「ふるさとカップ」G3。シリーズを主導したのはS級S班の脇本雄太、松浦悠士、新山響平の3選手だった。脇本は、初日こそ持ち味の走りができなかったものの、2日目以降は豪快な捲りで快勝。松浦は、連日的確な判断でラインを援護し連勝。新山は、先方にこだわりながらも勝負に徹する走りで勝ち上がった。また、近況好走が続く石原颯や地元地区で高松宮記念杯のフィアナリスト末木浩二が今シリーズも躍動。警戒される展開をものともしない自力や番手戦で決勝進出を果たした。
注目の決勝は、打鐘で先頭に立った石原の番手をうまく追った坂井洋が最終BSで新山の捲りに合わせて踏み出し先頭へ。坂井マークの末木が差し脚を伸ばして、後続を振り切り優勝のゴール。2024年の佐世保以来となる2回目のG3決勝で、初の栄冠を地元で手にした。
※3日目準決勝レポートはこちら
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【最終日12R=S級決勝】
1/武藤龍生(S1・埼玉98期)
2/脇本雄太(SS・福井94期)
3/松浦悠士(SS・広島98期)
4/坂井洋(S1・栃木115期)
5/石原颯(S1・香川117期)
6/末木浩二(S1・山梨109期)
7/新山響平(SS・青森107期)
8/三谷竜生(S1・奈良101期)
9/浅井康太(S1・三重90期)
【レース展開】
誘導以下、5石原-3松浦、4坂井-6末木-1武藤、7新山、2脇本-8三谷-9浅井で周回。まず脇本が上昇して石原に並びかけ、赤板で先頭に立つ。石原は3番手に入る形から、浅井の追い上げに合わせて仕掛けていくが、松浦との連携は崩れる。石原には坂井が続き、最終HS前から単騎の新山も仕掛けていく。石原はペースを上げて先行するも、新山の捲りに合わせるように、2番手の坂井が捲り発進。関東勢が出切り、坂井マークの末木が差し脚を伸ばして優勝ゴール。捲り追い込んだ脇本の仕掛けに乗った松浦が2着、脇本が3着に入線した。
【最終日12R=弥彦競輪G3決勝】
2車単6-3 9,470円(31番人気)
3連単6-3-2 69,040円(185番人気)
決まり手:差し-差し
優勝/末木浩二(S1・山梨109期)
今回成績:一2・二2・準3・決1
次走出場予定:サマーナイトフェスティバルG2(玉野/7月18日〜21日)
優勝は、信じられないです。初手は想定通りだったのですが、(青板BSで)脇本(雄太)さんが抑えにきたのは想定外でした。坂井(洋)君が、臨機応変に立ち回ってくれました。後ろのことは分からなかったのですが、(坂井が石原の)番手にはまり、松浦(悠士)さんが追い上げてきたので、そこで坂井君がどうするかと見ていました。タテに踏んでくれたので優勝できたと思います。後ろを見る余裕はなかったので、後ろから皆がすごい勢いで飛んでくるだろうと思い、優勝とは思わなかったのですが、がむしゃらにゴールまで踏もうと思いました。新潟支部の諸橋(愛)さんが欠場となり、誰かしらが決勝にと、前検日に皆で話し合いました。結果的に地元地区から優勝者を出せてよかったと思います。最近は、自分の力というよりは、本当にラインのおかげでという感じですね。また、いい経験をさせてもらっているので、少しずつ成長できていると思います。目の前の一戦一戦に集中して、それを積み重ねていきたいです。
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(P-Navi編集部)