【ふるさとカップ】白星ラッシュの山下渡「また上(のクラス)で走りたいので」

2025/07/10(木) 13:45

弥彦競輪の「開設75周年記念・ふるさとカップ(GIII)」が10日に開幕。3Rの一次予選に出場した山下渡に話を聞いた。

「練習もしっかり継続していい流れを切らさないようにしたいですね」と話す山下渡

 山下渡といえば堅実な仕事ぶりに定評のある“マーク屋”というイメージが強いが、近況はタテ脚が冴えに冴えている。6月の取手以降は3場所で6勝の固め打ち。そしてこの日は、地元の治田知也のカマシに乗って抜け出し、幸先よく白星スタートを切った。

「治田君が作戦通り仕掛けてくれたおかげ。カカリもよかったし感謝です」と地元の新鋭を誉め、「外に振って戻ったときに車が出すぎてしまった。そこは申し訳ない」と治田を確定板に残せず謝罪した。

 治田を残せなかったは、思ったよりも車が出てしまったため。逆に言えば、それだけ調子がいいということだろう。好調の要因を聞くと「落車をしていないから、鎖骨の感じがいいんです」と即答した。

「もちろん、前で頑張ってくれる選手や後ろを固めてくれる選手のおかげでもあります。2年位前だったかな、鎖骨を2回続けて折ってしまったことがあったんです。その時はボロボロで…。まだ完全とはいえないけど、だいぶ可動域も広くなったし自転車も進むようになった。それにやっぱり、また上(のクラス)で走りたいので。このまま練習もしっかり継続していい流れを切らさないようにしたいですね」

 点数が上がったことで、番組や展開も良くなってきた。二予も軽視できない存在だ。(netkeirin特派員)

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