2025/07/02(水) 18:00
2025年も折り返しを過ぎ、7月から後半戦がスタート!
1月・7月と言えば、競輪界で半年に1回の「期変わり」のタイミングです。
今期(2025年後期)の級班は、2024年後期の評価点(平均競走得点から失格点を差し引いたもの)をもとに決められ、A級の評価点上位選手がS級へ昇格、S級下位選手がA級へと降格となります。
実力者が力を示すのか、昇級組が勢いを見せるのか。すでに初戦を走っている選手もいますが、改めて今期の注目選手をピックアップしました!
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【A級→S級】
◆鈴木伸之(愛知87期)
アマチュアをコーチングする傍ら、自身の戦績も上昇させて2016年前期以来、約9年ぶりのS級復帰を果たした。4月四日市F2はラインの先頭で好位から捲り優勝。6月函館F1、静岡F2ともに番手回りから初日、準決勝を連勝する好気配を見せている。
また、同じ愛知からは内藤久文(愛知117期)がS級初昇格。ギャオス内藤こと内藤尚行氏を叔父にもつことでも有名だが、初のS級戦でも果敢な走りでアピールなるか。
(鈴木選手の出場予定)福井F1/7月14日〜16日、川崎F1/7月24日〜26日
(内藤選手の出場予定)小松島G3/7月3日〜6日、豊橋F1/7月22日〜24日
◆山崎輝夫(埼玉99期)
2011年1月に平塚競輪場でデビュー。そこから15年目で、初のS級入りを決めた。6月は優出を逃して、最後の豊橋ミッドナイトも一般戦回りになったが、つかみ取ったS級戦で経験値をさらにアップさせていきたい。S級初戦は7月3日からの小松島G3となる。
(出場予定)小松島G3/7月3日〜6日、弥彦F1/7月21日〜23日、富山F1/7月27日〜29日
◆123期からも数多く初S級入り
また、今期は123期から卒業記念チャンピオンの荒川達郎(埼玉)ら8名が定期昇級でS級初昇格を果たしている。
また、そのうちの松本京太(静岡)、尾方祐仁(岐阜)、佐藤荘志(熊本)、半田誠(熊本)の4名は3日開幕の小松島G3でS級デビューを迎える。すでにS級で活躍する同期も参戦しているが、どんな走りでアピールするか注目だ!
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【S級→A級】
◆竹内雄作(岐阜99期)
2011年後期以来、約15年ぶりのA級戦となる。2016年にはG2共同通信社杯でビッグレース優勝も経験している実力者。2025年前期も決勝進出ゼロと苦戦が続いているが、直近4カ月でBK18本と持ち味である積極的な自力戦は繰り出している。グレードレースでも活躍を続ける師匠(山口富生)と一刻も早く再び同じ舞台へ、A級戦で復調のきっかけを掴みたい。なお通算400勝まで、あと7勝だ。
(出場予定)函館F2/7月13日〜15日、豊橋F1/7月22日〜24日
◆中井俊亮(奈良103期)
約10年ぶりにA級降格したが、前々期は2回の失格が響いた。直前でも6月四日市G3で決勝進出しており、競走得点106点の実力はA級では抜けた存在か。現在、川崎F1ナイターに参戦しており、村上翔馬マークから初日特選1着、準決勝1着で勝ち上がっている。特別昇級も視野に、初戦から決めてくるか。
(出場予定)川崎F1/6月30日〜7月2日、岸和田F2/7月23日〜25日
◆実力者が再度S級を目指す
上記選手以外にも、注目のレーサーが目白押しだ。
まず、佐藤龍二(神奈川94期)は失格が響いて、14年ぶりのA級戦へ。直近のS級戦も毎開催1着を取っており、本来の機敏な自力自在戦が戻れば、さらに1着量産体制に入る可能性も。渾身のガッツポーズが飛び出すか。
また、同期の阿部大樹(埼玉94期)も約9年ぶりのA級戦。この両者が初戦から対戦するのが、2日からの前橋F2ナイターで、初戦から見逃せない。
(佐藤選手の出場予定)前橋F2/7月2日〜4日、平塚F2/7月28日〜30日
(阿部選手の出場予定)前橋F2/7月2日〜4日、名古屋F2/7月10日〜12日、岸和田F1/7月19日〜21日
(P-NAVI編集部)