平山優太は初日、稲毛知也との二分戦に挑み、後ろ攻めになると赤板過ぎから外競りで勝負。結果は踏み遅れて大敗も、「追い込みに変わっていきたい」という意思を強く示した。そして2日目は「田中勝仁さんへジカでいきます」と番手勝負を選択。ただ「田中さんは突っ張ると思ったら2車出したし、追い上げようとしたら押し出されるように(田中の)前まで行ってしまった。あれではダメですよね。勉強です」と最後まで競ることができず、結果も5着となり猛反省。

　逃げ、まくり、差し、マークと4つ全ての決まり手があり、数字だけを見ればオールラウンダーだ。ただ前述のとおり、追い込みに変わりたい気持ちは強く持っている。

「誰かいれば任せたいし、自力では敵わない相手だと思えばジカでいく。でも逆に、任せてくれる人がいるなら先頭で頑張りたい気持ちもある。後手に回らないのが自分のスタイルというか長所だと思うし、前々総力戦の時は先行も含めた組み立てをしています。逃げの決まり手があるから競りに行っちゃいけない、なんてことはないし、とにかくそのレースで自分が一番力を出せる選択をしていくのがいいかなと思っているので」

　平山がどういった選択をするのか、毎レース楽しみだ。(netkeirin特派員)