【中野カップレース】今節のレース展望

2025/06/26(木) 15:44

久留米競輪「開設76周年記念・第31回中野カップレース(GIII)」は、28日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)

 S班は新山響平と清水裕友が病気欠場で、唯一、郡司浩平だけが参戦。これにナショナルチームの太田海也と、九州作戦が対決する図式。過去5年の優勝者は山崎賢人、成田和也、北津留翼、吉田拓矢、清水裕友となっている。

今節注目の郡司浩平

 今節は、当然、責任を持って走る郡司浩平が中心。今年はロケットスタートを決めて記念Vを量産。ただ、GIで勝ち切る迄には至らず、前回の岸和田・高松宮記念杯も決勝3着。賞金順位が5位で、獲得賞金も7925万円あり、グランプリ出場は当確と言えるだろう。

和田真久留

 南関の機動型は根田空史、青野将大、渡邉雅也で、郡司の後ろは同県同期の和田真久留が固める。

太田海也

 高松宮記念杯の決勝で悔しい思いをしたのは太田海也。あれでは近畿の行き頃になるし、引いてのカマシ・捲りで良かったかも。世界に通用する脚力があるのだから、あとは、漢字の競輪の経験値だけだろう。

取鳥雄吾

松本貴治

 同県の取鳥雄吾が番手を回れて、スンナリなら記念初Vも。他にも中四国は松本貴治や、渋い走りを身上にしている香川雄介、昨年最多勝男の石原颯がいる。

渡部幸訓

 北日本は、渡部幸訓、和田圭、大槻寛徳とマーク陣の駒は揃っているが、新山響平の欠場が痛い。

 関東の機動型は小林泰正で、佐藤礼文、神山拓弥、宿口陽一が援護役。

南修二

 近畿は南修二と三谷将太の渋太いマーカーがいるが、自力選手が不在。この2人はタテも意識しており、番手戦を含めて動向に注目される。

野田源一

伊藤颯馬

 GIでは結果の出ない九州だが、地元地区の記念は滅法強い。地元は北津留翼、野田源一の個性派レーサー中心に、若手は後藤大輝と阿部英斗。小倉所属の小川勇介も追加で入ったが、久留米をホームバンクにしているのは坂本健太郎と吉本卓仁。九州全体で見ると伊藤颯馬も貴重な戦力。

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