水野悟志は昨年、骨盤骨折の大けがを負った。復帰後もけがの影響か厳しい戦いを強いられていたが、追い打ちをかけるように今年に入って「肋骨も骨折しました(苦笑)」。それでも走りながら少しずつ調子を戻し「最近は良い着を取れるようになってきた」と今期の競走得点も80.11まで上げてきた。

　しかし2班の点数を確保するためには「もうちょっと上げておかないといけない」状況で、今回は勝負駆けのシリーズになる。

　初日の南関は齋藤宗徳、遠藤勝行、水野の3人。点数順で並ぶと水野が3番手になるが、遠藤が「水野君は頑張っているし、勝負駆けってことなので」と折り合って、齋藤-水野-遠藤で並ぶことに。

「遠藤さんに『番手で頑張らせてください』とお願いした以上は良い結果を出したい」と勝負駆けへの意気込みを語った。(netkeirin特派員)