【ぺーちゃんねる特別編】加藤慎平×平原康多 スペシャル対談!【フルバージョンの動画公開!】

2025/06/08(日) 13:00

加藤慎平さん×平原康多さん(スペシャル対談)

チャリ・ロト専属コメンテーターである加藤慎平さんと先日現役引退された平原康多さんによる「ぺーちゃんねる特別編 スペシャル対談」を行いました。
現在の心境から引退後のエピソード、そして気になる今後の話など、23年間の選手生活にピリオドを打った平原さんに、加藤さんが迫ります。そして、明かされる加藤さんと平原さんの意外な接点とは……!?
※今回は対談の冒頭をお届けします。対談のフルバージョンは、チャリロト公式 YouTube加藤慎平の「ぺーちゃんねる」の動画にてお楽しみください!!

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『状態が戻らず苦しんだ2年間、そして決意の瞬間』

加藤慎平(以下、加藤)「改めて現役生活23年、お疲れ様でした。引退を発表してから2週間くらい経ったけど、落ち着いて生活はできてる?」

平原康多(以下、平原)「だいぶ落ち着いたんですけど、まだ『平原康多氏』と言われるのに、違和感がありますね(笑)」

加藤「今までは『平原康多選手』呼びだったのが、『氏』が付いて『平原康多氏』。ちょっとむずがゆいでしょ?」

平原「いやぁ、実感ないですね」

加藤「ここからだと思うけど、僕も引退のニュースを聞いたとき、激震が走ったんですけど。引退するときは、自分でもしっかりとした理由付けがあった上での引退だと思うけど、周りの反響はビックリしたでしょ」

平原「そうですね。自分が思っている以上に反響があって。逆に、感動をもらったような感じがします」

加藤「僕も20年やってきたけど、そういう反響が来た時にウルッと来ちゃう、そういう感情も起こったんじゃない?」

平原「本当にそうですね。最初は武田(豊樹)さんのコメントを見て、涙が出てきてしまって」

加藤「僕も武田豊樹さんはライバルラインとして、ずっと平原、武田と走ってきたんだけど、確かに武田さんコメントはグッと来ましたね。よく聞かれていると思うけど、終わってみて、今率直な気持ちは?」

平原「最後の2年くらいは本当に人と戦う以前の問題で、自分の体との戦いが続いていて。いい思い出よりも、苦しい、辛い思い出が最後は多くて、終わった感じですね」

加藤「僕も引退して、解説の立場で『平原康多』を1〜2年、見ていたけど、本当にいろいろなものと戦ったよね」

平原「そうですね」

加藤「23年やってくると少なからずケガはするものだと思うけど、特にこの1〜2年は悲鳴をあげているのが分かってる印象だった」

平原「若いころ、自力の時からケガが多い選手だったとは思うんですけど、なんだかんだケアをしていたら調子が元に戻ったりしていたんです。でも、2年前くらいにケガが続いたとき、状態を戻せなくて。これはちょっとヤバイなというのが、ずっと続いてしまった感じですね」

加藤「これが平原康多の引き際のすごさだと思うけど、昨年のダービー(日本選手権競輪)で優勝して、G1を制覇して、S級S班で在籍していて引退を決める。これに関しての迷いは?」

平原「うーん、逆にその立場にいたから引退できたのかもしれないですね」

加藤「それは、走るからには、車券を買ってくれているファンの人たちへの気持ちがあったから?」

平原「もちろん、それが一番にあって。それとラインの選手に迷惑をかけてしまうなという気持ちがずっと続いたりしていたので、(引退を決めたのは)一番いいタイミングなのかなと今は思います」

加藤「これは僕も同じステージで走れていたわけではないけど、ラインに対して、どう転んでも目標に離れてしまう。ここ1〜2年はそういうシーンもあったので、そういう時の自分の立て直し方、立ち回りに、ジレンマもありました?」

平原「以前は離れるなんて考えたことなかったです。本当に体がそういう風になってしまってからは、全力でやっているんですけど、どうしようもないという感覚が続いて。練習でもパワーを発揮できないし、いろいろなストレスもあり、レースでも当然あるので、それが払しょくできなかったですね」

加藤「それでも復活へ、いろいろな人が応援してくれていただろうし、現場では『頑張れ、頑張れ』だっただろうし。まあ、それにしても、すごい引き際でしたね。本人は美化するわけではなく、本当に限界だったとのことだけど、こんなに美しい、潔い引き際は無かったなと僕も見ています」

----まだまだ続く、スペシャル対談!
「加藤さんと平原さんの意外な接点とは?」「平原さんの趣味の楽しみ方」「引退したからこそ、始めたこと」などなど。対談のフルバージョンは、チャリロト公式 YouTube加藤慎平の「ぺーちゃんねる」の動画にてお楽しみください!!(※6月5日更新)

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(加藤慎平プロフィール)
1978年5月18日生まれ(47歳)
81期として1998年デビュー。2005年12月に全日本選抜、KEIRINグランプリを制覇し競輪界の頂点に立つ。この時の月額獲得賞金1億3千万円は競輪界レコード記録(当時)。2018年12月に現役引退後は様々な分野でマルチに活躍している。チャリロト公式競輪番組、加藤慎平の 「ペーちゃんねる」にて全グレードレースを配信中。

(平原康多プロフィール)
1982年6月11日生まれ(42歳)
87期として2002年にデビュー。2006年にふるさとダービー富山でG2初優勝。2009年に高松宮記念杯でG1初優勝すると2024年の日本選手権まで、通算9つのG1タイトルを獲得。KEIRINグランプリにも14回出場を果たした。2025年5月にS級S班在籍中ながら現役を引退。

※文中、敬称略
(P-Navi編集部)

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