ダービーは162人もの大所帯であるため、2日間に渡り一次予選と特別選抜が行われる。2日目に配置された中野は準備期間を経て本番を迎える。後半戦を走るメリットとして前半にバンクの特性やレース傾向を探り戦術に生かせる、というものがある。さらに初日のサンプルも加わるため、更にバリエーションが増す。

「1個、練習期間をおけるのはいいですね。準備する時間があっていい」と本人も歓迎している。

　ナショナルチームとの両立をこなし競輪でも存在感を示しているが、特別戦線の壁は厚くファイナル進出はまだない。

「GI決勝ですね。そこが目標になります」と志は高く「川崎記念の時に比べたら脚の感覚は遥かにいいんです。変に勝ちを意識せず、出し惜しみしないようにしないとこういう舞台では戦えないし頑張ります！」と熱く語った。

　8Rは成田和也、大槻寛徳という経験豊富なマーク陣が固めて鉄壁布陣。力のこもった激走で好スタートを切る。(netkeirin特派員)