昨年大会に続く2度目のGI出場が地元開催だった増田夕華。前検日前日の23日には25歳の誕生日を迎え、万感の思いでシリーズに入った。

「ここを走らなきゃっていう使命感があって、賞金を加算するために普段は受けない急な追加を受けたり、間隔が短い開催もこなして正直、苦しかった。でも出場することができて良かったです。お客さん、すごかったですね。あんなに入るんだなぁって。ガールズケイリンすごいですね」

　中部地区初のガールズGI開催に、地元からは宇野紅音と2人での参戦。地元ファンに勇姿を見せることができた。

「あまり内には入らないんですけどね。なんとか一人でも(かわしたい)、っていう思いがあった」

　追い上げて4番手に入ったが、勝負どころで真後ろから太田りゆの強烈スパートを浴び、外を踏む展開にはならず。内に進路を見出したが4着。残念ながら予選敗退となってしまった。

「やっぱり力の差がありました。もうちょっとやりようがあったと思うけど…」

　勝ち上がりを逸しても、苦労して出走権を掴んだ地元GIは終わらない。

「残り2日も、なんとか頑張ります！」

　2日目は準決勝前の9Rに登場。地元の意地を見せてくれるはずだ。(netkeirin特派員)