2025/04/23(水) 17:45
22日から取手競輪場で「日刊スポーツ賞(FI)」が開催されている。最終日の24日に行われるA級決勝11Rに出場する一ノ瀬匠に話を聞いてみた。
初日はホームの強い向かい風をものともせず赤板で押さえて主導権を取り、八尋英輔には抜かれたものの2着。その走りも強く見えたが、準決勝は宗崎世連と出口謙一郎が踏み合ったところを打鐘発進だ。最終ホームから全開のスパートで後続を千切り、番手の太田黒大心を振り切って1着。オール連対で決勝に勝ち上がった。
「宗崎君と出口君が踏み合ってくれたので、(打鐘で)ここだと思って踏んで行った。出切った時に(宗崎世連を叩いた出口謙一郎が)流していたので、内を見ながら目一杯踏んだ。(バックで)後ろがあれだけ離れているとは思っていなかったけど、まあまあ空いているなとは思っていた。巧くいきました」と笑顔だ。
好調の要因と決勝の事を聞いてみると「好調の要因ですか? 別に何をやったっていうのはないんですが、前よりも戦法の幅が拡がったんですよね。逃げだけでなくまくりも決まるようになってきたし(笑)。山崎君は8連勝で特昇が懸かる一番になりますね。自分はいつでもチャレンジャーとして競走に臨んでいるので、自分のレースをするだけです。もし、自分くらいの選手に負けるような事があれば、今の山崎君の力はそれくらいって事です。やってやりますので見ていてください」と言って締め括ってくれた。(アオケイ・忍足記者)