2025/04/23(水) 15:30
岐阜競輪のナイター競輪「第3回オールガールズクラシック(GI)」は、25日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)
今回は3回目の大会となるが、第1回が佐藤水菜、第2回が児玉碧衣が制している。グランプリ出場の切符を最初に手にする事ができて、それぞれの選手のモチベーションは当然高い。賞金争いでの胃が痛くなる様な思いもなく、ベストコンディションで年末を迎える事ができる。
初日特選のティアラカップの出場メンバーは、グランプリの1着〜3着の石井寛子、佐藤水菜、尾崎睦。他の4人は選考期間の賞金上位4人で石井貴子、吉川美穂、坂口楓華、尾方真生。特選メンバーは無条件で準決進出だが、予選は5個レースあり、2着権利で、3着は一人落ちで準決に進める。初日予選は選考順位での自動番組で、準決は初日の着順で行き先が決まる。車番も選考順位で決まり、そこの有利さ不利さはなく、選手からの不満も出ない。
今年に入ってからの佐藤水菜は、1月開催の立川完全優勝のみ。その後は競技に専念。今節、競走得点トップは、ナショナルチームを卒業した梅川風子。現在、21連勝中で7場所連続の完全Vで今年は無敗。予選からのスタートになるが、優勝に一番近い。坂口楓華は努力の人で、最初からのスターではない。2月開催の防府の決勝は中止になったが、1月下旬の久留米から8場所連続で完全優勝。太田りゆは、時たま取りこぼしもあるが、世界で鍛えたスピードは健在。実力&人気の児玉碧衣は、モチベーションの低下を口にしていたが、ここに来て数字は良くなっている。勝負強さピカイチの石井寛子、レース巧者の久米良も決勝進出の想定メンバー。
普通レースはA、B、Cの3つがあり、Aは畠山ひすい、Bはママさんレーサーの大久保花梨、Cは将来の女王でナショナルチーム入りした仲澤春香。