【桜花賞・海老澤清杯】脇本雄太の捲りに巧追した小森貴大

2025/04/21(月) 22:00

川崎競輪場の「開設76周年記念・桜花賞(GIII)」は22日に最終日を迎える。決勝に進出した小森貴大に話を聞いた。

「付いていけたし、最低限」と話した小森貴大

 今開催の小森貴大はひと味違う印象。予選、二次予選ではレース内容、結果共に満点に近い自力戦で準決勝まで進出。

 二次予選のレース後は「ここ1、2年は上を目指す事をサボってしまっていた。今年の奈良記念で同期の皿屋豊さんと連係したときにレベルの違いを体感。そこからまた上を目指していこうと決心した」と奮起の理由を説明してくれた。

 準決勝はバンクレコードを叩き出した脇本雄太の番手。3番手には稲川翔だったが、この並びの経緯については「脇本さんとは前後どちらもなかった。やっぱり脇本さんの後ろは誰もが回りたい位置。稲川さんにもお願いして番手を回らせて貰いました」と話してくれたが、捲りにピッタリ続いてしっかり福井ワンツーが決まった。

 それでも本人は「付いていけたし、最低限。ただ、技術的にも脚力的にもまだ自分にはふさわしくないと思った。今度は抜きにいけるように」と求めるレベルは高い。

 それでも記念の決勝は3年前の当地ぶり。ここ数年は落車の影響もあって本来の走りができていなかっただけにこの優出は小森にとっていいキッカケになった事は間違いない。発奮した小森は今後の走りにも要注目だ。(アオケイ・松野記者)

閉じる

新着ニュース一覧