堀江省吾が去年10月の西武園以来、半年ぶりとなる白星スタートを切った。前受けから突っ張り先行の態勢を取るも、真鍋智寛も力ずくで巻き返してきて踏み合いに。真鍋に出られる形となったが、志村龍己のサポートもあって番手にハマると、最後は番手まくりで真鍋をねじ伏せて志村とワンツーを決めた。

　2月の静岡記念で落車し「その時に肉離れを発症してしまい、その影響でまだ本調子ではない」と現在は復調途上。初日も「本当は突っ張り切りたかったけど…。ウエートが満足にできていないので最大パワーが落ちている。その分、出られてしまったんだと思います」と冷静に分析した。それでも「展開と後ろの援護に助けられた。今の調子で勝てたのは大きい」と久々の初日1着に安堵。

「前回より踏める感覚はあった。準決も自分の持ち場を全うして最善を尽くしたい」と去年7月の奈良以来となる決勝進出へ意欲を見せた。(netkeirin特派員)