【よさこい賞争覇戦】今節のレース展望!

2025/03/31(月) 12:45

高知競輪の「開設75周年記念・よさこい賞争覇戦(GIII)」は、3日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)

 今節参戦のS班のメンバーは豪華布陣。落車過多で平原康多は欠場になったが、古性優作、脇本雄太、眞杉匠、清水裕友、犬伏湧也の5人。

古性優作

 豊橋・全日本選抜競輪を制してグランプリスラムを達成した脇本、伊東・ウィナーズカップで超人的な走りを演じた古性がツートップ。4月末の名古屋ダービーに向けて、全員が戦闘モードに突入する時期。当然、ワッキー、古性での並びになるが、これが逆回りも機能するようになると、とてつもないラインになる。

脇本雄太

 脇本は持病の腰痛次第だが高いレベルを維持。あのウィナーズカップで眞杉匠を止めた芸当は、古性にしかできない。ワッキーは、この後、川崎記念が入っているが、古性は、1本欠場して日本選手権に向かうシリーズ。全日本選抜を制している思い出のバンクであり古性がV最短。この3番手は追加で入った山田久徳。

犬伏湧也

 S班の仲間入りをした犬伏湧也も、地元四国地区の大会でモチベーションは高い。基本は清水裕友との連係でワンツーを目論む。犬伏は責任感を逆に楽しむぐらいになって欲しい。

清水裕友

 清水は体調不良があったが、走る度に良くなっている。

取鳥雄吾

 徹底先行の取鳥雄吾も貴重な戦力。

島川将貴

 犬伏の番手を一番回れる権利があるのは島川将貴だし、橋本強も決勝進出なら、中四国が別線の可能性もある。

眞杉匠

 眞杉匠は新たな自力選手の理想像かも。ロングの仕掛けだけでなく、あのヨコの強さも魅力。同期で大仲の森田優弥との連係策だが、過去の並びを見ても前後は流動的。

新田祐大

 北日本は新田祐大がリーダーで、当地の記念覇者。

守澤太志

 小松崎大地、守澤太志、渡部幸訓と、いつもの仲間との連係。ただ、若手が育ってきていないのが痛い。

山口拳矢

 中部は山口拳矢が主力級だが、練習中の落車で鎖骨骨折明け。ダービーに向けて、少しでも調子を戻したい。(4/2追記:1日に負傷欠場を発表)

 九州は山崎賢人、阿部将大、小川勇介で、阿部は昨年の記念だけでなく、3年前の協賛GIIIも優勝しており絶対的なバンクとの相性の良さもある。

 地元の1班は残念ながら不在で、2班から支部長の佐々木則幸、地元記念を獲っている山中貴雄(高知)、田尾駿介、山本拳也、吉松直人、今村麟太郎が出場して決勝進出を目指す。

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