2025/03/29(土) 21:15
小倉競輪場で29日からナイター「九州スポーツ杯×HPCJC杯(FI)」が開幕。S級準決勝に出走する長田龍拳に話を聞いた。
117期在所ナンバーワンの長田龍拳が近況ノリノリ。少し前まではS級点を確保できるかできないかの成績だったが、今期の競走特選は105点まで上昇。直前の松坂、2場所前の松戸ではいずれも連勝で決勝まで進出するなどようやく本来の力がレースで出せるようになったイメージだ。
前検日に話を聞くと「前回は後ろが競りになったりと展開が向いた面が大きい」と謙遜したが脚力、組み立て共に確実にレベルアップしている。
初日も本線に推される番組。最終ホームから強烈なカマシを打ってカカリは上々。末脚までしっかり残して迫る番手の鈴木裕を振り切った。
「初手で中団が取れてラッキーでした。踏み出しはよかったと思うけど、最後は一杯でした。何とか3着までには…と。ただ思った以上に走った感じはよかったですね。最近は色々噛み合って来た感じはあるし、今日の1着は自信になりました」と本人も好感触を得た様子。
準決勝は11レースに出走。番手が仕事人芦澤辰弘なのは心強いだろう。相手も強力だが、勢いを買うなら長田が1番。狙ってみる価値はある。(アオケイ・松野記者)