【競輪好プレー大賞】2025年1・2月の大賞は、悲願の地元記念優勝で多くのファンが心を打たれたあの走り

2025/03/25(火) 18:02

netkeirinの連載コラム『感情移入』でもおなじみの東京スポーツの前田睦生記者が、熱く盛り上がったレースの中から、思わず唸ったプレーを紹介する『今週の好プレー』。
2025年1、2月にお届けした4本の中から、PV数や皆さまからの反応、そして著者である前田記者の“すごいで賞”を参考にしながら、netkeirin編集部が独断で「競輪好プレー月間大賞」を選出しました。今月も前田記者の動画解説も交えてお届けします!

深谷知広の爆発力には多くのファンが心を打たれた(写真提供:チャリ・ロト)

 netkeirin編集部で選考したところ、1、2月の「競輪好プレー大賞」は、圧倒的で「たちあおい賞争奪戦(GIII)」の最終日 12R S級決勝で見せた深谷知広の冷静に勝負時を見極めて爆発力にかけた好プレーに決定しました。

 1、2月の競輪好プレー月間大賞に輝いたレース動画を前田記者の解説とともにご覧ください。

深谷知広“深谷は深谷である” / 静岡GIII・最終日12R決勝


(協力:公益財団法人JKA 提供:静岡競輪場)

■選考コメント
・中部時代も浅井康太や加藤慎平氏を背に先行で頑張りぬいて、南関移籍後もまだまだラインの先頭で奮闘する深谷知広。そろそろ報われたい地元記念で、まさに若い頃の深谷のように先行プライドを懸けて衝突する眞杉匠と新山響平をひと捲りでねじ伏せて、しっかり岩本俊介も引き連れて、これぞまさに地元の意地!というレースを見せた深谷。カッコイイという言葉でしか言い表せないのが悔しいくらいにカッコイイ!

・初日から好調というのもあったかと思いますが、決勝は冷静でした。嘉永泰斗、眞杉匠、新山響平のやり合いを見通していたかのように、無理な位置取りはせず、初日特選が少し早く動き過ぎた反省もあったかもですが、後方3番手捲り脚は、見事だったと思います。あとは脚と読みだけでなく、ラインで決める仕掛けも好プレーで推す理由です。

・いよいよの地元記念優勝となり、シリーズ通して多彩な攻め方でみせて内容も素晴らしかったです。決勝は完璧なタイミングでの仕掛けと深谷知広選手らしい豪快な爆発スピードに魅了されました!毎レース組み立ても仕掛けも他力本願でなく、“ラインで決める”の信頼感も厚い。ゴール後の岩本俊介選手とのグータッチはこれまでのストーリーもあり、絆に痺れた〜!

・深谷知広選手だけでなくファンも悲願だった地元記念優勝は、胸が熱くなるものもありました!新山響平選手と眞杉匠選手の熾烈の先行争いのあとに我慢して見せたバック捲りは、しびれました。

・ラインも意識しながら、勝ちにいく。競輪の真骨頂を見れた気がしたレースでした!

■惜しくも大賞を逃した「1、2月の競輪好プレー大賞」候補はこちら
●矢沢永吉と要潤の好プレー“これが倉岡慎太郎” / 平塚FII・2日目1R一般
●藤井優希のヒューマニズム“ド先行” / 奈良FII・最終日7R決勝
●脇本雄太による競輪史上初“完全全冠” / 豊橋GI・最終日12R決勝


競輪好プレー年間大賞2024が決定!


▼前田節満載のコラム「前田睦生の感情移入」はこちら


閉じる

新着ニュース一覧