2025/03/12(水) 19:15
玉野競輪「シン・TIPSTAR杯(FII)」は、14日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)
初日特選の想定メンバーと並びだが、43歳のベテラン・竹澤浩司の先行1車。中部3人で結束して宮越孝治、加藤寛治の折り合い。成績的に乱調気配のある竹澤浩司だが、こう言う展開はモノにする。降級後、不振が続くも、前回の松阪ミッドでは準優勝と上向き気配。番手の宮越はタテ型のイメージで無風なら差し切る。広島市主催のレースで吉永好宏は地元意識がある。目標不在のレースで、どう切り込んで行くかが問題。渋い走りを持ち味にしている上田学が中四国で吉永と連係するかも流動的。九州は佐々木翔一に良永浩一で、佐々木はバックが1本、捲りの決まり手が3本あり、連係を模索しそう。
予選からは半田誠と小川三士郎が優出候補。半田は当地を得意にしており昨年9月の開催ではピンピン6。近況も優勝はないが、準決での勝ち星は多い。小川はサラブレッドで、特別昇班して、これからの四国を背負う選手。
ガールズケイリンは坂口楓華の独壇場。夢の女王の道に着々と進んでいる。ストイックな走りに共感するファンも多い。防府で中止開催もあったが、3場所連続で優勝中。当地も昨年の5月に走り完全優勝と不利な材料は全くない。次の評価が競輪博士の小林莉子。長い距離は踏めないが、クレバーな走りで坂口を苦しめたい。良い時に比べると物足りない太田美穂だが、徹底先行の走り。アイドルレーサーの河内桜雪も着実に力をつけている。3連単要員として欠かせない高橋梨香も2場所前に優勝と元気いっぱい。
チャレンジは125期生のV争いで野村賢、岩元叶馬、松本定が3本柱。松本は落車と開催中止でリズムを崩したがパワーはある。岩元は優勝を量産していたが、ここに来て、少し勢いが止まっている。野村も断然の主力と言う感じでもなく、シリーズでの調子がカギを握っている。