【別府競輪・ミッドナイト】先行バトルを演じた岡崎景介と吉川希望がレースを振り返る

2025/03/09(日) 09:30

別府競輪のミッドナイト「ウィンチケットミッドナイト競輪(FII)」は8日、2日目を開催。7RのA級準決勝に出場した岡崎景介と吉川希望に話を聞いた。

岡崎景介(左)と吉川希望

 準決勝最初の7Rは初日特選組で1番車の岡崎景介と2番車の吉川希望が激しく火花を散らした。単騎の大竹野裕樹はいたが、ライン3車ずつの岡崎と吉川の2分戦。2人の攻防が、そのまま結果に直結するのは明白だった。

 前受けの岡崎が赤板過ぎから猛然と突っ張るが、吉川もこれに応戦。鐘が鳴っても激しい踏み合いが続いた。3コーナー過ぎ、叩くのを諦めた吉川が体勢を立て直して4番手に収まり、一本棒で残り1周を通過。再び吉川がアクションを起こしたが車はなかなか進まない。

 岡崎の番手から近藤修康が差し切って岡崎が2着。注目された主力両者の戦いは、内容も結果も岡崎に軍配があがった。

 レースが終わって引きあげてくると、2人が笑みも交えながら激闘を振り返った。

岡崎:キツかった〜。なかなか諦めてくれないんだから。(踏む)距離が長くなった。思い切り来ると思っていたし、作戦通りといえば作戦通り。

吉川:最初は絶対に突っ張られると思って全開で踏むつもりだった。でも、話合いの中でそこまでじゃないんかっていう結論になって。それなら少しでも脚を使いたくないから色気が出てしまった。踏みながら、あっこれはヤバいぞって思ってた。

岡崎:(初日特選1着で)3着でも決勝に行けるっていうのも大きかった。(吉川を)突っ張っちゃえば捲りもそう簡単に飛んでこないだろうから。

吉川:いやー、しかもうまかったですよね。駆けながらペースで踏まれちゃって。でも岡崎さんも苦しいだろうと思って仕掛けたけど、波を作っていることに気付かなくて。あの動きにも反応できなかった。

岡崎:そうそう。HSで流してBSで駆け直せばって思ってた。波も作りながらね。キツかったけどワンツーが決まって良かった。

吉川:いやー、やられました。初日よりも感触が良かっただけに残念。悔しい。

 今回は1番車の利もあった岡崎が完勝。次に対戦する際は、今回のことも頭に入れながら車券作戦を組み立てたい。(netkeirin特派員)

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