【川口オートG1】高橋義弘が6年ぶりG1優勝!「自分が一番信じられないですね」

2025/03/09(日) 18:40

2025年3月9日 川口オート
サンケイスポーツ杯
G1開設73周年記念グランプリレース(最終日)

3月5日に開幕した川口オートの2025年最初のグレードレースとなる伝統の「開設記念グランプリレース」。初日から3連単135万円台の超高配当が飛び出したシリーズは、突然の雨による走路変化もあり、ますますの激戦に。準決勝戦では前回覇者の青山周平をはじめ、金子大輔、荒尾聡、有吉辰也ら実力者が優出を逃した。一方、地元川口勢が躍進し、初日には黒川京介が自身初の10連勝、準決勝戦1着だった佐藤励は試走で3.20の最高タイムタイを叩き出すなど、記録面でも注目を集めた。その黒川、佐藤をはじめ7名が優出を果たし、優勝戦は10mオープンで川口勢が7名、8枠に初日から全勝で勝ち上がった鈴木圭一郎というメンバー構成となった。

※準決勝戦のレポートはこちら

優勝戦出場選手紹介式

【12R=優勝戦】
8周回4,100m 10mオープン戦
良走路(走路温度15度)
1/山田真弘(川口24期)3.30
2/高橋義弘(川口29期)3.30
3/山田達也(川口28期)3.30
4/大木光(川口28期)3.33
5/若井友和(川口25期)3.29
6/佐藤励(川口35期)3.25
7/黒川京介(川口33期)3.25
8/鈴木圭一郎(浜松32期)3.26
※右数字は試走タイム

最終日は前夜に降った雪の影響も少なく、朝から晴れ渡って、第4レースからは良走路に回復。試走は3.25を出した佐藤、黒川の両名がトップタイム。26で鈴木が続き、オッズはこの3名の三つ巴が人気の中心になっていた。

迎えた優勝戦。高橋がスタート先制から逃げる中、2周回目に佐藤励が落車のアクシデントが発生。その後も、逃げる高橋を鈴木圭、黒川が追うが、最後まで逆転を許さなかった高橋が8周回を逃げ切り優勝のチェッカー。G1は6年ぶり、4回目の優勝。さらに開設記念グランプリレースは、2012年、2019年に次いで3回目の制覇となった。

■レース展開

優勝戦スタート。2・高橋が先制を決める
落車のアクシデントがあり。2番手には8・鈴木が上がる
7周回。逃げる2・高橋に、8・鈴木も仕掛けを狙うが……
最終周回。逃げる2・高橋を、7・黒川が外から迫る
2・高橋が振り切って優勝ゴール
スタートは、2・高橋が1・山田真を叩いて先制していく。外からは7・黒川が2番手に上がり、6・佐藤も3山田真を捲り3番手に上がる。佐藤はさらに黒川の内を狙うが、2周回2コーナーで落車(落妨)。黒川も接触して、後退してしまう。8・鈴木圭が2番手に上がり、後退した黒川もすぐさま立て直して、再度3番手まで浮上してくる。高橋の逃げを、鈴木、黒川が追走し、鈴木も仕掛けるが、高橋が抑え込んでいく。7周回目に鈴木が再度、高橋のインを狙っていったが、4番手まで後退。黒川が2番手、若井が3番手に上がる。逃げる高橋に対して、黒川が最終周回も外から追い上げ、最後の直線勝負に持ち込むが、高橋が逃げ粘り、優勝のゴール。2着に黒川、3着に若井が入線した。

【G1開設記念グランプリレース・優勝戦】
2連単2-7 24,610円(27番人気)
3連単2-7-5 296,120円(165番人気)

優勝/高橋義弘(川口29期)
競走車名:キャバーマン
ランク:A54
競走タイム:3.
今節成績:7着・2着・3着・1着・1着
次走出場予定:川口(3月14日〜17日)

自分が一番信じられないですね。(6年ぶりのG1優勝は)久しぶりだなという感じです。
(試走は)自分の中では悪くはないかなと思いました。(スタートは)今節切れていたので、山田(真弘)さんも速いのでどうかなと思いましたが、うまくいきました。
(道中のアクシデントは)後ろでタイヤがキュルキュル聞こえたので、何かあったのかなとは思いましたが、目一杯、走っていたので分からなかったです。
(先頭では)いつやられるのかなと、僕はスピードがないので(苦笑)。でも、直線が良いので、それで抑えられたんだと思います。(最後も)誰かいるなと思いましたが、ここまで来たからにはやられたくないと。(ゴールは)自分で良かったのかなと正直思いましたが、良かったです。
初日が雨で今回はダメかなと思いましたが、何とかうまく流れでいけたかなと思います。(ウイニングランも)久しぶりなので気持ち良かったです。
次はS級に戻れるので、ハンデもどんどんきつくなると思いますが、それでも活躍できるように今後も頑張るので応援よろしくお願いします。

(P-Navi編集部)

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