【蒲生氏郷杯王座競輪】今節のレース展望!

2025/01/19(日) 19:45

松阪競輪「開設74周年記念・蒲生氏郷杯王座競輪(GIII)」は23日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)

シリーズリーダーの古性優作

 今節参加のS班のメンバーは古性優作、郡司浩平、岩本俊介の3人。順調に和歌山記念で優勝した古性優作が当然のシリーズリーダー。決勝は捲り追い込みだったが、勝ち上がりの段階ではカマシを多用。長い距離ももがけ、しかもアクロバットな動きも出来るし、当分、古性の時代が続く。同郷の福永大智が同乗なら番手戦だが、めぼしい自力選手が手薄で基本は自力勝負になる。この大会は7年前に優勝している。番手は自力兼備の山田久徳。古性が綺麗な自力勝負なら、離れは100%近くない。

郡司浩平

 郡司浩平も立川記念で準優勝と順調にスタート。盟友の深谷知広がおり、特選、決勝は番手でアシスト。ただ、郡司は番手戦より、捲りの方が魅力ある。深谷、郡司で並び、何度、古性に擦られたか分からないからだ。

深谷知広

 深谷は、この大会が今年の初戦。S班復帰に向けて大事な年になる。淡泊なレースを卒業して、近況、勝負強い走りが多い。

岩本俊介

 初S班の岩本俊介は練習中の落車で、和歌山記念を欠場。ただ、擦過傷程度で、大宮記念のトークショーに元気に参加。3人で同乗なら3番手、郡司や深谷と2人の時は番手になる。

浅井康太

 地元の浅井康太も、復活の年にしたい。ホームバンクは四日市だが、地元戦に変わりはない。四日市記念に比べると数字は落ちるが、2度優勝している。直前は取手FIを捲りで優勝と脚は仕上がっている。前を回る谷口遼平、皿屋豊、志田龍星、村田祐樹の出来もカギを握る。

佐藤慎太郎

 佐藤慎太郎も大垣FIを優勝。まだ、この時期は、S班を卒業したばかりなので番組の恩恵もある。北日本の自力選手は小原佑太や山崎芳仁ぐらいだが、勝ち上がりの段階で郡司や深谷の番手が用意されるだろう。

岩津裕介

 関東は長島大介に恩田淳平。中四国は岩津裕介が大将格。九州は山田庸平、阿部将大、松岡辰泰、小川勇介が主力メンバーで一発を秘める存在。

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