2025/01/19(日) 18:30
熊本競輪場「富士通フロンテック協賛矢村正杯争奪戦(FI)」が19日に2日目を開催。最終日、決勝12Rを走る松本秀之慎に話を聞いた。
打鐘過ぎの4角は格清洋介ラインに封じ込まれ内に詰まるピンチに見舞われたが、落ち着いて車を下げて態勢をとり直した。
「下げてからは少し休むところもありました。内藤(秀久)さんが格清さんを入れようとしたころで格清さんを目掛けて仕掛けた。あそこしかなかったしイチかバチかだったけど、今日はアップ中から感じが良かったので行けるかなと」と、勝手知る地元バンクの特性を熟知した運行で、S級に昇級し3場所目の今回、有形無形の地の利を味方につけて初めて決勝に乗った。
決勝12Rは松本のほかに伊藤旭、山田英明、大坪功一と九州から大挙4人が勝ち上がった。番手の伊藤旭は高校の自転車部の先輩で、松本が1年のときの3年と直系にあたるため自然と沸き立つものがある。「学生時代から兄貴(秀之介)の次に近い存在でしたから、いつか連係したかった。まさか、S級に上がってこんなに早く一緒に走れるとは思わなかったです」
相手は寺沼拓摩に河合佑弥-末木浩二と続く関東勢とあって手強いが、ラインの結束力を誇示し九州一丸となって地元の牙城を守る。(netkeirin特派員)