2025/01/12(日) 18:45
和歌山競輪「開設75周年記念・和歌山グランプリ(GIII)」は12日に3日目を迎えた。4レースのS級選抜でS級初勝利を飾った原田翔真に話を聞いた。
地元記念でのS級初勝利に「素直に嬉しいです。けど、あまり内容は良くないし、反省点が残る」と笑顔から一転、唇を噛んだ。
「今日も出切るのが理想だったけど、9車は長さに戸惑って(打鐘で)バックを踏んでしまって。今野さんの口が空いていたのが見えて、(2日目の)稲毛支部長のレースを参考に咄嗟に対処はできた。(2コーナーで)宮本さんが外を見ていたので、内が空くかもと。空いて詰めてタテに踏めたのは良かったし、ゴール前もしっかり粘れたのは良かった」とレースをふり返る。
前検日の朝には、父・隆からは「ビビっているだろう」と連絡が来たそうで「吐きそうです」と返信したとか。緊張が走る中、初戦は石塚輪太郎を連れて貢献の逃げ。石塚は地元記念で初の決勝進出を果たし、原田の頑張りが報われた。
最終日も地元連係で貴志修己、3番手に高久保雄介を連れての自力戦。"やるときはやる男"。それは一次予選でも証明済みだし、ここも無欲の逃げで後ろ2人を上位へと導く。(アオケイ・八角記者)