【立川競輪G3】山口拳矢が今年最初のG3を制す!「今年はゼロから作り直すことがテーマ」

2025/01/07(火) 18:50

2025年1月7日 立川競輪
大阪・関西万博協賛
開設73周年記念「鳳凰賞典レース」G3(最終日)

新年最初のグレードレースとなる立川競輪開設73周年記念「鳳凰賞典レース」G3が最終日を迎えた。
シリーズは、KEIRINグランプリから中3日でS級S班の郡司浩平、平原康多、北井佑季が参戦。中でも郡司浩平は、シリーズ唯一の3連勝で決勝進出を果たせば、平原康多も状態が良くない中で自らの責務をまっとうする走りで決勝進出を決めた。また、山口拳矢は持ち味の軽快な立ち回りを取り戻し、藤井侑吾はS班をねじ伏せる自力を発揮し存在感を示した。
今年のグレード戦を占う一戦になりそうな決勝は、前受けから突っ張り先行した藤井侑吾の番手から捲りで抜け出した山口拳矢が、郡司浩平や平原康多の猛追を振り切り優勝のゴール。2023年7月の名古屋以来、通算3回目のG3優勝。山口が今年最初のグレードレースを制して、今後の戦いに弾みをつけた。

※3日目準決勝レポートはこちら

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【最終日12R=S級決勝】
1/平原康多(SS・埼玉87期)
2/山口拳矢(S1・岐阜117期)
3/郡司浩平(SS・神奈川99期)
4/岡村潤(S1・静岡86期)
5/取鳥雄吾(S1・岡山107期)
6/清水一幸(S2・大阪109期)
7/園田匠(S1・福岡87期)
8/高橋築(S1・東京109期)
9/藤井侑吾(S1・愛知115期)

【レース展開】

赤板。9・藤井が突っ張る
打鐘。中部近畿ラインが先行態勢に入る
最終HS。逃げる9・藤井を、4番手で3・郡司が追う
最終2コーナー。3・郡司が捲りで迫る
ゴール
誘導以下、9藤井-2山口-6清水、3郡司-4岡村、1平原、8高橋、5取鳥-7園田で周回。まず取鳥が上昇していくと、赤板で藤井が突っ張る。取鳥は8番手に引き、藤井がペースを上げて先行態勢に入り、4番手に郡司、6番手に平原が続いて最終HSを通過。最終2コーナーから郡司が捲りを打つと、藤井マークの山口は番手捲りで合わせていく。山口と郡司の捲り合戦となり、郡司も粘るが、山口が振り切って優勝のゴール。2着に郡司、3着に平原が入線した。

【最終日12R=立川競輪G3決勝】
2車単2-3 730円(2番人気)
3連単2-3-1 4,750円(14番人気)
決まり手:捲り-捲り

優勝/山口拳矢(S1・岐阜117期)
今回戦績:特6・二1・準2・決1
次走出場予定:久留米F1(1月28日〜30日)

優勝は、すごく久しぶりの感じがするので、嬉しいです。チャンスを(藤井)侑吾さんが作ってくれ、それをモノにできて安心しました。(レースは藤井が)突っ張る雰囲気を感じたので、後輪に集中していました。(突っ張ってから)侑吾さんがスピードを緩めなかったので、このペースで駆けていくのだと感じて、慌てることがなかったです。後ろを見た時には真後ろくらいに郡司(浩平)さんがいたので、何かアクションを起こしているうちに行かれれると思い、早めに前に踏んでしまいました。何も出来ずでしたが、優勝できたことが侑吾さんの気持ちに応える最低限の結果だったと思います。最後(郡司浩平に)迫られているので、強いと感じました。今年は、昨年の成績を一旦忘れ、ゼロから作り直していくことをテーマに掲げました。一昨年以上の成績を考えていたので、記念をもう一つとタイトルを獲りたいと思っています。また、F1戦が始まるので、そこで自信を取り戻しつつ、仕掛けるタイミングなどの勘を取り戻していけたらと思っています。

(P-Navi編集部)

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