2024/12/05(木) 19:15
玉野競輪のミッドナイト「シン・TIPSTAR杯(FII)」は、5日、最終日を迎える。3レースのA級一般を走る松本大地に話を聞いた。(町田洋一)
現状、競走得点は81点しかないが、S級1班まで登り詰めている松本大地。
松本大地は超一流ではなかったが、存在感のある選手だった。当時から、コメントが面白く、ユニークだったからかもしれない。FIの優勝回数を聞くと「多分、5、6回だったと思う。自力の時はスプリンターだったから最後、失速して2着、3着。追い込みになってからも、後方からの突っ込みが得意だったので、1着は少なかった」。
特別競輪にも参加しているが、大きなヒットはなかったそうだ。ただ、記念は? と尋ねてみると「そうそう、ワッキーの番手で決勝3着と言うのがあった。確か、全日本選抜(GI)の裏開催の豊橋記念だったけど、深谷とワッキーの2強対決。当時の勢いはワッキーより、深谷の方が先に出世していた。だから、ワッキーはこのレースが記念初優勝。踏み合いになった時に、ワッキーが深谷の番手に嵌まり直線一気だった。自分は脚があれば準優勝の展開でした」。
メンバーを確認してみたら静岡勢は栗田雅也に村本大輔。中部トリオは深谷知広、島野浩司、柴崎俊光。群馬が矢口啓一郎に稲村好将だったので、松本大地がワッキーに付けられた理由が分かった。それぞれ、競輪選手には歴史がある。(町田洋一)