2024/09/30(月) 16:15
立川競輪「東京中日スポーツ杯(FI)」は10月1日に初日を迎える。12RのS級初日特選を走る山田庸平と湊聖二に話を聞いた。(アオケイ・宮本記者)
今節のシリーズリーダーは山田庸平。九州の若手が増えてきたこともあり、番手を回る機会も増えたが、「前と後ろの切り替えは以前の方がよかったかも。最近は考えてしまうこともあって…」と話していたが、九州を引っ張っている存在なのは間違いない。
「共同も岐阜記念も動けていたけど、宇都宮の方がよかった。佐賀国体があるので、直前はそんなに練習ができなかったけど、この後は弥彦GIが控えているし、ここで脚力を付けられれば。やっぱり上位でも通用する自力がないと戦えないですからね」と話した。
九州の若手から「庸平さんのところで練習しています」という声をよく聞いていたが、それに関しては「熊本が使えないときにも練習に来ていたりしましたね。若い子達と一緒に練習するのはもちろん刺激になりますね(ニコリ)」と爽やかな笑顔を見せた。
そして、初日特選に番手回りとなったのは湊聖二。3番手は橋本強で西日本での結束となった。
「庸平君は強すぎる。最近だと松阪開催の初日と決勝で連係したけど、抜けないですよ(苦笑)。いつもいいレースをしてくれるし、仕掛けもしっかりとしてくれるから付きやすい選手。いつもお任せです」と山田の走りを絶賛しながらも連係を楽しみにしていた。
「前回の富山は展開がよくなかったけど、それでも着に絡めないとダメ。いかに悪い展開でも着に絡むか。佐藤慎太郎さんや成田和也さんだって、どんな展開でも着に絡んできますからね。昔からの課題だけど、自分の車券を買ってくれるお客さんも何人かはいるだろうし、負けても納得のいく走りができないと。無茶はだめだけど、無理はしないとね。特選スタートだけど、初日から全力でいきますよ!」と気合十分だった。
3番手の橋本は2場所前の玉野での落車で脳震盪。前回の岐阜記念は体調不良で4日目に欠場となったが、「岐阜記念は2、3日目に体調が悪くなって欠場。直前は練習もできて感じはよかったけど、まずは一走してみて。弥彦GIもあるし、上げていければ」と好気合。
鈴木裕とのほぼ2分戦で恩田淳平と大槻寛徳は単騎を選択。単騎勢や鈴木も気になるが、まずは山田がシリーズリーダーらしい走りでアピール。湊と橋本がラインを固めて援護する。