2024/09/24(火) 18:15
青森競輪「開設74周年記念・みちのく記念善知鳥杯争奪戦(GIII)」は、26日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)
大本命だった古性優作は欠場。これでS班は地元の新山響平と、共同通信社杯を制した眞杉匠だけになった。現状、賞金順位は眞杉匠が8700万円稼いで6位。新山響平も、コツコツ上積みして6700万円で9位。9200万円の清水裕友と眞杉匠は、ほぼ当確と言っていいだろう。新山響平は、地元記念を優勝して確実に上乗せしたい。
まずは初日特選の想定メンバーから。北日本は新山響平に守澤太志で、これは決まり。関東は眞杉匠と森田優弥の113期同期コンビで、この前後は難しい。過去、前後はどちらもあるはずで、今シリーズ中の入れ替えもありそう。和田健太郎は、関東に行くか、北日本に行くかも悩ましいところ。どっちにも世話になっており、正直、言いづらいだろう。
西日本の機動型は共同通信社杯は欠場したが阿部将大。地区的には大川龍二だが、この連係も微妙だ。
もっと分からないのは南修二と東口善朋の近畿勢。古性優作の欠場により、こうなってしまった。
お互い別々でやるのか、あるいは連係するのか、もしくは誰かに付くか、全く予測がつかない。
かつては壮絶な先行争いをやった新山響平と眞杉匠だが、走る道は変わってきた。
新山はプライドを持って先行に拘っているが、眞杉はヨコの強さも魅せ、柔軟で冷静な走りが多くなっている。
守澤太志は、えげつない伸びはないが、S級トップの差し脚に変わりはない。
南修二と東口善朋は、競走得点が6点違うが、これが両者の近況の実力差になっている。阿部将大は、見かけと違い、勝負強さが身上だ。
2班で予選スタートだが、吉田拓矢も間違いなく決勝に乗ってくる。強気なコメントは一切ない永澤剛だが、地元で言葉と裏腹の走りをやるだろう。