2024/09/21(土) 15:30
岐阜競輪「開設75周年記念・長良川鵜飼カップ(GIII)」が21日に開幕。7Rの一次予選に出場した渋谷海に話を聞いた。
今期初めてS級に上がってきた渋谷海は、昇級最初のシリーズ(前橋)2日目に早速S級初勝利を挙げるも、その後は苦しい戦いが続いている。GIII2回目の参戦となった今開催の一次予選も仕掛けることができず8着に敗れた。
「ちょっとレベルの違いを感じました。ホームでムリヤリ仕掛けても(村田祐樹に)合わされそうだったし、それで三ツ石(康洋)さんと一緒に浮くくらいなら、まくりにいきそうな黒沢(征治)さんからスピードをもらってどこまでいけるか、って思ったんですが。強い黒沢さんがまくれないくらいだし、GIで先行する選手(村田)はさすがだなと。でもその村田君でもGIではまくられてしまうんですからね。みんなどれだけ強いんだよって(苦笑)」
言葉は“お手上げ”のようだが、そう話す表情は悔しさでいっぱい。この敗戦からも確実に“何か”を得るように努めているように感じられた。
「前期(A級で)86点だったことを思えば、自分なりに精一杯やれていると思う。この経験を生かしていって、成長できれば。勝ち上がり戦では厳しかったけど、2日目からはまだチャンスがあるはず。もう一度気合を入れ直して臨みたい」
仕掛けがハマった時のスピードはS級でも十分通用するはず。初日の悔しさを2日目以降にぶつけて確定板入りを目指す。(netkeirin特派員)