2024/09/17(火) 19:00
高知競輪場の「親子鷹・デイリースポーツ杯(FI)」が17日、初日を開催。2RのA級予選に出走した梶原恵介に話を聞いた。
四国コンビが圧倒的人気を集めた初日の2R。宮崎康司が強引に捲り切って四国勢で決着かと思われたが、ゴール前で赤い勝負服の梶原恵介が宮崎と谷口幸司の中を鮮やかに突き抜けた。九州ラインの3番手回りだった梶原の1着で三連単は2万円オーバーの高配当決着に。
「前2人が頑張ってくれたおかげ。前回の小松島で失格しちゃったので、少しでも取り戻したかったから良かった。それにしても高知は本当に得意で。(keirin.jpの)プロフィールの得意バンクのところも高知にしています。一番好きですね。先行していた頃から。(同じ練習グループの)大塚健一郎さんも僕の斡旋を見て、高知が入っていたら『きたー!』って言ってくれるくらい。今回は追加なんですけど、大塚さんに“高知の追加が入りました”って伝えたら『やったなー!』って喜んでくれました」
先輩も喜んでくれるほどの高知参戦。自身の最後の優勝になっているチャレンジ降班時の20年12月のVもこのバンクだった。何が、どう、梶原に合っているのだろうか。
「なんか最後の4コーナーでみんなが止まるというか、ふわっとした景色に見えるんですよね。混戦になるというか、ギュッとした感じに。そうじゃないと自分の場合は無理なので。流れて行ってしまったら届かない。表現が難しいですけど、高知はそういうのがあって合っているんだと思います」
チャレンジ時代の5節前に決勝進出はあったが、得意バンクでの白星は22年6月以来、6節ぶり。
「6月から減量を始めて8月の時点で5キロ痩せて、今は7キロ痩せた。道中で余裕がありますね。今まではコースが見えてるのに脚が伴わなくてそこまで行けなかった。今日はコースが見えて、しっかりそこまで行けた。良かったです」
余談だが名前が挙がった大塚健一郎は6月の函館GIIIで最終日に落車。そこから欠場が続いている。
「鎖骨を骨折してしまったみたいで、その後もちょっとケガがあったみたいです。来月の地元GIIIを目標にしていると思いますよ」と教えてくれた。(netkeirin特派員)