2024/09/16(月) 20:15
高知競輪場の「親子鷹・デイリースポーツ杯(FI)」が17日に初日を迎える。S級予選11Rに出走する池野健太に話を聞いた。
今年のダービーでGI初出場を果たした池野健太。最高峰の舞台での戦いは6、9、7着。結果を残せず僅か3走で終わってしまった。
「とにかく力の差を感じましたね。でも、もう一回出たい。そう思わせてくれました」
走った人間にしか味わえないGIの雰囲気。ほとんどの選手が「また走りたい」と口にするが、池野も例外ではなかった。そのためには結果を残していくしかない。オールスターの裏開催だった先月の名古屋FIは見事に完全V。S級初優勝を、通算200勝のメモリアル星で飾った。
「良かったです。でも、もっと頑張らなきゃいけないと思わせてくれる同学年の選手がいるので。(窓場)千加頼ですね」
今年のウィナーズカップを3連勝で決勝進出し、平塚オールスターでは準優勝と大活躍中の窓場千加頼は同じ近畿地区で同じ32歳。池野がS級初優勝した数時間後、窓場は1車身差でオールスターVを逃していた。
「すごいですよね。もともとポテンシャルはあったし、あんなに結果を出して。かなり刺激になっているし、励みになる。自分はいきなりあの舞台で活躍するというのは厳しいけど、やれることを継続して頑張っていくだけです」
近い存在にトップクラスと渡り合っている選手がいる。これ以上ない発奮材料になっているだろう。
「前回から間隔が空いていたのでハードな練習をやるつもりだったけど、あまり体調が良くなくてやれる範囲で最低限くらいのことしか出来なかった。寝込んだとかではないんですけど、なんかイマイチな感じが長く続いちゃって…。でもそうも言っていられない。頑張ります」
初日11Rは師匠の澤田義和を連れて別線を蹴散らす一撃を見舞う。(netkeirin特派員)