2024/09/15(日) 21:15
いわき平競輪場で14日から開催されている「ニッカン・コム杯(FI)」。2日目1レースに出走した山崎充央に話を聞いた。
2日目1Rは先行1車の番組。山本恵太郎と一緒にメンバーを確認した山崎充央は「練習仲間の恵太郎さんと一緒だし、地元には申し訳ないけど番手で勝負」と佐藤雅彦とのジカ競りを決断した。
レースは中里福太郎の先行で、番手をイン佐藤、アウト山崎で競り。最終2コーナーで山崎が番手を取り切ると、直線で差して山本とワンツー。競り勝ってのズブズブ車券は2車単12,350円だった。
「テクニックで勝てました。正直、脚じゃ90点の選手には勝てませんよ。時代に逆行しているかも知れないけど、競輪は脚だけじゃない。それも競輪の魅力。お客さんにも見せたかった」
決して手を抜けない理由もある。
「大宮道場の長としてやっている以上、責任を持ってレースをしないといけない。日頃やっている思い、レースへ臨むときの気持ち、コメントを出すときの姿勢、同門と一緒のときのプラスアルファを出せるかどうか、みんな伊藤公人さんに学んできました。伊藤公人さんに学んだことを継承していくことも仕事なんです」
「弟子たちにも気持ちは伝わったと思う。弟子もレースを見ていたかって? (見もせず、見ても何も感じずに)帰ってからお疲れさまでした〜、なんて言ったらぶん殴ってやりますよ(笑)。まあ、そんな弟子たちじゃないですけどね」(アオケイ・市川記者)