2024/09/14(土) 20:00
いわき平競輪場で14日から開催されている「ニッカン・コム杯(FI)」。初日9レースに出走した中田雄喜に話を聞いた。
初日9レースは先行有力な櫻井祐太郎の番手で絶好の番組。ただ先行の番手は地元とはいえ狙われる位置でもあった。相手は桐山敬太郎に任された二藤元太。打鐘前に押さえる櫻井の番手、中田のインに飛び付いてきた。何度も頭突きを浴びせてくる二藤の攻撃を凌ぎ最終2コーナーでケリを付けると、少し口が空きながらも追い付いて2着に流れ込んだ。
「キツかったけど凌げました。イン粘りはあるかなとは思っていたけど、あそこからは考えていなかった。負けられないし気合が入りました。最後は重くて空いちゃって、ズブズブって行かれちゃうかと思ったけど2着に入れたので。競り勝ってからも落ち着けていたし悪くない。サラ脚なら抜ける感じもありました」
そんな中田だが体が一回り大きく見えた。
「太りましたね。筋肉が増えたわけじゃないですよ(苦笑)。ごつい方が強そうに見えるし、ごつくなりたいですね」
意外な感じもするが、まだS級での地元優出がない。スターが揃った福島勢の中ではどうしても脇役になってしまい、番組的にも準決での連対がなかなか難しい。2日目12レースは小松崎-伏見の3番手回りだが、チャンスはあると狙っている。(アオケイ・市川記者)