2024/09/07(土) 18:15
玉野競輪「競輪公式投票CTC杯・防府市主催(FI)」は9日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)
13日から宇都宮で共同通信社杯(GII)が開催されるので、超大物は不在。ビッグ直前にしては、名前のある好メンバーが集まった。組み立てに淡泊さがある菅田壱道だが、競走得点は一番。いつ、タイトルを獲ってもおかしくないと言われており、GIの決勝で新山響平の番手なら可能性はゼロではない。直前の富山記念は古性優作に屈したが、3着に届いている。準決は北日本の後輩次第だが、初日特選と決勝は自分でやるメンバーになりそう。番手はタテ型の佐々木雄一。踏み出しで離れるケースは少なく、菅田の快速捲りにも対応できる。
地元は隅田洋介が大将格。自力の数が少なくなり、組み立てが難しくなっているが、3番手を回るケースは少ない。菅田同様、初日は自分でやり、準決はバンクレコード保持者の太田竜馬と一緒だろう。
今回も太田は予選スタートだが眠れる獅子で終わらず、再ブレークして欲しい。パワーはあるのだから気持ち次第だろう。もちろん、決勝になれば徳島の連係で太田竜馬に小川真太郎の可能性も高い。そのケースだと3番手は巧者の橋本強。他に特選シードのメンバーは坂本健太郎と杉森輝大。坂本は瀬戸栄作や松本憲斗の勝ち上がりを望みたい。杉森は蕗澤鴻太郎とタッグを組みたい。木暮安由も、そこそこやる脚力は残っている。
初日A級特選の想定メンバーを見ると、地元のベテラン・藤田昌宏の自力1車。近況、自力を多用して、若手相手にハッスルしている。オリンピアンの太田海也の師匠としても有名だ。2班の若手だと長崎の小柳智徳が3場所前の地元で優勝。自力選手が手薄で、今節はチャンス。鈴木涼介も夫婦二人三脚で頑張っており、2場所前の奈良ミッドで完全優勝している。