2024/09/04(水) 17:45
京都向日町競輪「開設74周年記念・平安賞(GIII)」が5日から開幕する。初日の4Rで対戦する117期の村田瑞季、緒方将樹、山本勝利に話を聞いた。(アオケイ・宮本記者)
4Rは地元の村田瑞季を筆頭に自力選手は117期の3人が激突という番組となった。
地元参戦の村田瑞季は「6月の高松が終わって、練習中に鎖骨を折ってしまった。鎖骨を折ったのが初めてだったので、どうしたらいいのかメンタル的にやられました。ここを走る前に一本走って状態とレース勘を確かめるのに岸和田を走った。そこで足りないなと思ったところを練習で補ってきた感じです。まだ痛みはあるけど、走ってしまえばアドレナリンが出て痛くない。8、9割くらいの脚だけど、そこは気合でカバーする感じですね。ケガをしているので、気合は2割ってところですかね(苦笑)」。
「同期の山本君と緒方君が相手ですか。どちらとも戦うのは初めてだったと思う。やりにくさというか、むしろやりやすいのかなと。椎木尾さんとは初連係だけど、しっかり仕事をしてくれるイメージなので、安心感がありますね」
本線となりそうな緒方将樹は「7月に地元の熊本開催があったので、それに向けてやっていたのがいい方向に向いてくれたんだと思う。若手が集まってやっているので、いい練習ができていると思う。バックを取る意識というよりは順番が来たら行くみたいな感じで走っているのが、このバック本数に繋がったと思う」。
「相手は同期だけど、自分はそこまで気にしない。後ろ(番手の松岡貴久)がしっかりしているし、行くべきところで行ければラインで決められると思う。自分のスタイルを崩さずに走れれば」
今期からS級デビューの山本勝利はデビュー当時から変わらない熱い走りが魅力だが「(前回初めて小田原記念で9車を走って)自分は9車の方が走りやすいのかも。レースは先行を基本に考えながら、前々に踏もうと意識しています。流れの中で何でもという感じですね」。
「同期3人でのレースだし、よく考えて攻めないとですね」
積極型が集まっただけに主導権争いは激しさを増しそう。熱く激しい同期対決にも注目したい!