2024/09/03(火) 18:45
京都向日町競輪「開設74周年記念・平安賞(GIII)」は5日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)
今節のS班は脇本雄太、清水裕友、佐藤慎太郎の3人。年末の静岡グランプリに向けて、賞金争いも佳境に入ってきた。今月は宇都宮で共同通信社杯(GII)があるが、このクラスのメンバーは、来月の弥彦親王牌、11月の小倉競輪祭に照準を絞っている。完璧に仕上げていると言うより、調整無し、オーバーワーク、逆に短いオフの時間に充てている選手もおり、初日の動きを見て、まずは判断したい。そして、向日町競輪場は、この大会を最後に、約5年を掛けて再整備計画が決まっている。どんな素晴らしい競輪場に変革するのかも楽しみだ。
まずは、初日特選の想定メンバーの並びから。
神奈川トリオはシンプルに北井佑季、和田真久留、松谷秀幸の布陣。
西のラインは連係実績のある清水裕友に荒井崇博。
近畿の前後は逆並びも僅かに考えられるが、地元の窓場千加頼に世界の脇本雄太。
問題は位置のないマーカーの佐藤慎太郎と武藤龍生。ワッキーに窓場の並びだと3番手は回らないが、普通に窓場にワッキーなら3番手は慎太郎が自然か。マーク屋としてのプライドもあるし、慎太郎先生の前検日のコメントも注目される。
武藤龍生は、ハコ勝負をやるメンバーではないし、単騎で決めずか。どうあれ、この大会を欲しいのは地元窓場千加頼。平塚オールスターの大活躍からも、今の脚力はフロックではない。かなりの好メンバーが揃ったが、地元記念初Vも可能だ。
地元の御大、村上博幸の名前がないのは淋しいが、山田久徳も間違いなく決勝に進出する。平塚オールスターも2着、2着で始まり、決勝進出は叶わなかったが、タテ脚は抜群だった。
今節は番組にも恵まれて、連日、番手回りだろう。予選スタートだが嘉永泰斗と佐々木悠葵は、実質、特選シードの選手。
地味だが大森慶一も3場所連続でFIで優勝している。