2024/09/02(月) 23:45
松山競輪場のナイター「スポーツ報知杯争奪戦(FI)」が2日、2日目を開催。最終日の12R、S級決勝を走る佐々木雄一に話を聞いた。
決勝メンバー7人が出揃い、出走表を眺めた佐々木はしばし考え込んだ。あらゆる思いを巡らせ出した結論は山岸佳太-恩田淳平-岡田泰地と並んだ「関東の後ろ」だった。
「迷いましたよ。でも、初日特選は山岸の世話になったし、準決は岡田が3番手を固めてくれた。それに恩田の世話にもなったことがあるんでね」
4番手を選ぶということは、上位を目指す上でチャンスが少しでも遠のいてしまうということを意味する。それでもリスクのある位置と承知の上で決断した。
「(競輪は)今回だけじゃないから。あと、恩田とは前乗りした日に一緒に飲んだんですよ。あの時、飲んでいなけりゃ連係しなかったかな(笑)」と冗談めかしながらも義理を重んじ結束を誓った。
準決は木村弘をこれでもかを援護し、松岡辰泰を不発に追いやる好プレーを見せた。
「(落車から)復帰後、2場所目だけど体がいい感じに動くようになってきた」と気配も良さそう。関東の番人役を務め、ゴール前勝負に持ち込む。(netkeirin特派員)