2024/09/02(月) 23:30
松山競輪場のナイター「スポーツ報知杯争奪戦(FI)」が2日、2日目を開催。最終日の11R、A級決勝を走る曽我圭佑に話を聞いた。
初日特選を7着と大敗し、どうにもこうにもならない状況に追い込まれた曽我だったが、2日目の準決3Rは突っ張り先行で力を尽くし、ラインの援護を受けて2着に逃げ粘り決勝進出を決めた。
「初日に7着をするといつも気持ちが落ちて、準決で小さいレースをしてズルズル行くことが多い。だから今回は失敗しないようにと気をつけて走った。自分はド先行じゃないけど、見せておくところで見せておかないと。この人を先行させたら面倒だな、って思わせられただけでも」とアピールを込めた痛烈な一打が決まった。
準決のご褒美か、続く4Rで同県の後輩、徳永泰粋が勝ち上がり、決勝は徳永の番手を回れることになった。しかもライン4車と都合よく、加えて当地は5月に完全優勝を飾るなど肌合いもバッチリ。おぜん立てが整い連続Vの期待がかかる。
「まあ、競輪はそんなに甘くはないでしょう」と表情を引き締めたが「前回は妻(福田礼佳)と同じあっせんで道後温泉に泊まってから来たんです、しっぽりと(笑)。今回は松岡タツ(松岡辰泰)と一緒にきましたが…」と過去の甘い記憶をたぐり寄せてニヤつき、初連係の徳永にすべてを託す。(netkeirin特派員)