2024/09/02(月) 19:00
前橋競輪場「報知新聞社杯(FI)」が3日に最終日を迎える。最終日の11R A級決勝を走る小松原正登に話を聞いた。
連日、早めの仕掛けで初日特選から3着、1着で決勝に駒を進めた小松原。連日動きの良さを見せていたが、「7月の小倉開催の後にヘルニアを発症してしまい、約1か月休んだ。うまく力が入らなくて、復帰してからは点数を落としてしまいました…。でも、練習は少しずつ良くなってはいるんです」と前検日には少々不安そうな表情を浮かべながら話していた。
初日特選は流れの中で先行。準決勝は房州輝也と仕掛けが併さったかと思われたが、そこから後続を離す形で一気の捲りが決まった。連日長めの距離を思い切った仕掛けで決めていたし、復調の兆しは見えた。
「前橋は今回が初めて。捲りが決まらなさそうな感じなので、前々に踏んでいた方が良さそう。準決勝は思った展開にならなくて後方になってしまった。房州さんとタイミングが合ってしまいキツそうと思ったけど、踏み込んでみたら思っていたよりも出が良かった。2走して状態は問題なさそう。少し前にヘルニアで欠場。なかなか力が入りにくかったけど、最近では練習でも力が入るようになってきた。直近の2場所で点数を下げてしまったし、ここから上り調子でいきたいですね」と表情も明るくなり、決勝に向けての意気込んだ。
初日特選で一緒だった同県の中川勝貴は準決勝は小松原と残念ながら別だったが、3着で滑り込んで優出を決めた。
中川は「3着で上がれたのは(初日に頑張ってくれた)小松原君のお陰です」とニコリと満面の笑みで再度の連係を喜んだ。決勝の自力選手は早坂秀悟に箱田優樹と初日特選と同じ。初日に小松原にやられただけに奮起しそうだが、福井コンビの好連係に再度期待したい。(アオケイ・宮本記者)