2024/06/16(日) 08:47
6月16日(日)、開催最終日を迎える「第75回高松宮記念杯競輪G1」。
ここまで5日間の激戦が展開され、チャリレンジャー(弊社スポンサード選手)からは、郡司浩平、脇本雄太、古性優作、北井佑季(車番順)の4選手が決勝への勝ち上がりを決めました。
今年のG1は3開催目。今年2回目のG1優勝か、久々のG1制覇か、大会3連覇か、G1初タイトル奪取か__。それぞれの思いを胸に決勝を迎える4選手に、準決勝後の意気込みを聞きしました。
【高松宮記念杯競輪(最終日)12R=決勝】
1/南修二(S1・大阪88期)
2/新山響平(SS・青森107期)
3/郡司浩平(S1・神奈川99期)
4/小林泰正(S1・群馬113期)
5/脇本雄太(SS・福井94期)
6/桑原大志(S1・山口80期)
7/古性優作(SS・大阪100期)
8/和田真久留(S1・神奈川99期)
9/北井佑季(S1・神奈川119期)
※準決勝の振り返りと決勝9選手コメントはこちらからご覧ください。
[※チャリレンジャーとは](https://chariranger.chariloto.com/? _gl=1858ein_gaMjc2NjA2NDY2LjE2NTgzODcwOTc._ga_GTYRQJJVH4*MTY4NDUxMDI2Ny41MjUuMC4xNjg0NTEwMjcxLjU2LjAuMA..)
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【優出チャリレンジャー・インタビュー】
「南関代表としてレースを作る」
3番車:郡司浩平(S1・神奈川99期)
-準決勝は想定外のレースになったとは思いますが。
郡司「そうですね。深谷(知広)さんに任せていたんですけど、ホームで詰まったりして、深谷さんも僕も決めきれず、核踏む形になったので、そこの判断が難しかったです」
-どういう判断でしたか?
郡司「最終HSで深谷さんがバックを踏んで引くような仕草があったので、そこから仕掛けても、連日のレースを見ていても、3人で決めるのは厳しいかなと思い、自分の判断で、後ろに真久留も付いていましたし、1人でも多く勝ち上がろうと、切り替えさせていただきました。難しい判断だったんですけど、1着を取るにはあの仕掛けしかなかったと思いますし、深谷さんには申し訳ないですが、まずは真久留とワンツーが決まったのは良かったです」
-捲っていく脚の感触は?
郡司「ほかの自力選手が脚を使っている中で、僕は番手戦でしたし、脚を使わずに後方からレースが見えていたので、その分、最後まで伸びたかなという感じです」
-4走して、今の調子は?
郡司「自力も出せていますし、番手も自分の中では少しリラックスして、余裕を持って回れているので、変わらないです」
-決勝に向けて修正点は?
郡司「ほかのラインも強力だと思いまうしS、かなりのハイスピードなレースで寿司、そこに立ち遅れないようにしっかり判断力を見極めて、レース運びしたいと思います
-神奈川3車が決勝に勝ち上がったのも大きいですね。
郡司「こういう舞台で神奈川で3人並べるのは、一歩前進したと思いますし、その中で決勝もしっかり戦わなければいけない。もう一歩前に進むためにも、しっかり決勝を迎えたいと思います。神奈川3車で、自分の役割を全うしたいです」
-共同会見では全日本選抜後、不本意なレースが続いたとコメントがありましたが、そこからどう立て直したのですか?
郡司「自分の中では、立て直せているという感覚はまだないんです。本当にラインのおかげでもありますし、僕が後ろを回っても、自力の時も、生かすも殺すも自分次第だなと思って走っているので。そこでもできることをしっかりやろうという考えですね。前のおかげでもあり、後ろのおかげでもあり、この舞台まで来られたので、南関代表としてもレースを作っていきたいです」
-最後に意気込みを。
郡司「まずは決勝まで来られたので、あと1走、力を出し切って終われるように。まだまだ課題はたくさんありますが、自分なりに精いっぱい頑張りますので、応援よろしくお願いします」
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「昨年に続きラインでしっかりと」
5番車:脇本雄太(SS・福井94期)
-準決勝の振り返りをお願いします。
脇本「犬伏君の動きをしっかり見ながら、レースをしようとは思っていました。(打鐘前から)距離は長いなと思ってはいたんですけど、腹をくくって先行できたかなとは思っています」
-2着権利の競走でしたが。
脇本「ただ強気なレースをしようと思っていたので。それに対して、結果が付いてきたのかなと。かなり紙一重だったかなとは思っています」
-脚の感じはどうですか?
脇本「さすがに5走連続で疲労もだいぶたまると思うので、しっかりケアをして決勝に挑みたいなと思っています」
-ここまでの調子は?
脇本「脚の感じは変わらないですが、気持ちの面では上向いているのかなと思います」
-2走目から「初心に返る」レースで先行逃げ切りも見せていますが、そのモチベーションになっていることは?
脇本「ダービーに出られなかった悔しさが自分の中でポイントになっているかなと思います。ただ1走目が、それだけ勝ちたい意欲が出ているから、自分がやりたいことができなかったので、2走目以降はそれが挽回できて、ホッとしている感じです」
-決勝に向けては?
脇本「しっかりケアをして、疲れを残さないことを意識して頑張ります」
-近畿勢は3名が勝ち上がりました。
脇本「僕が先頭で頑張りたいと思います。昨年に続いて決勝に上がれたので、頑張りたいです」
-改めて決勝への意気込みをお願いします。
脇本「決勝も一生懸命に。またラインでしっかり決められるように頑張りますので、応援よろしくお願いします」
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「100点の準備をしてきました」
7番車:古性優作(SS・大阪100期)
-まずは、準決勝を振り返っていただきたいのですが、初手は後ろからになりました。
古性「想定外でしたね。中団から行きたい感じだったのですが、(寺崎が)ミスをしたっぽいですね」
-そこから寺崎選手の動きに乗ってという感じでしたが。
古性「本当に寺崎君が強かったですし、自分の技量不足で、寺崎君にも(山田)久徳さんにも迷惑をかけました」
-三谷選手の追い上げはどう?
古性「しっかり自分の横まで来たら張ろうと思っていましたが、斜め後ろで止まったので。竜生さんが後ろで降りたのも、そこまで冷静には見えていました。藤井(侑吾)君がホームすぎくらいから来ているのもずっと見えていて、その後ろから(山本)伸一さんもスイッチしてきたと思うのですが、しっかり決めたかったのですが。止めるというより、煽りを作ろうと思ったのですが、寺崎に差し込んでしまい、久徳さんと決める方に最後は切り替えたのですが、申し訳ないかなという感じですね」
-ライン決着は難しかったですが、1着で地元エースとしてのプライドは保たれたのかなと。
古性「1着に来るのが人気になっていたので、とにかくしっかり1着を取らないといけないとは思っていました。でも、本当に寺崎君がいいレースをしてくれて、頼もしかったです」
-ご自身の調子は?
古性「今年に入って一番いいとは思います」
-地元岸和田での高松宮記念杯、古性選手にとってどんな開催ですか?
古性「地元G1があるのは当たり前だとは思っていませんし、本当にこれが最後という気持ちで走らせてもらっています。後悔ないようにだけ走りたいと思っています。調子も今年に入って一番いいですし、トレーニングもしてきたし、100点の準備もしてきました。あとはもうなるようにしかならないかなと思っています」
-3連覇に向けて意気込みを。
古性「とにかくしっかり脇本さんの後ろを回らせてもらえますし、まずは追走に専念して頑張りたいと思います。応援してもらえるように頑張ります」
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「全てがそろうように準備を」
9番車:北井佑季(S1・神奈川119期)
-まずは、準決勝の展開を振り返ると?
北井「初手の位置で後方だったので、(松井宏佑が)突っ張られることなく、切りに行ってくれて、カマされることもなく踏んでいってくれましたね。どんな展開になっても、僕は前を前を任せて、自分も松井さんも悔いがない走りをしようと思っていました」
-番手回りの選択でした。
北井「任せてもいいと思うくらい、松井さんは僕の中でも信頼している仲なので、任せました」
-調子は?
北井「今日は自分で風を切った距離が短かったですけど、日に日に状態は良くなっています」
-決勝に向けて、修正点は?
北井「自分ができる精いっぱいの走りで、期待に応えられればと思います。自転車はずっとそのまままで換えていないので。強い気持ちで決勝に向けて準備したいと思います」
-初タイトルへの実感は?
北井「掴めるところにはあるのかなと思います。ただ、すべてがそろわないと、なかなか掴めないと思うので、そういう気持ちを持って準備していきたいと思います」
-大切にしていることは?
北井「お客さんの期待に応えるために、期待している走りができるよう心がけて、日々練習しています。その成果を余すことなく競走でしっかり出し切ること、それを人としても、競輪選手としても意識しています」
-最後に決勝への意気込みをお願いします。
北井「決勝でも自分の力を精いっぱい込めて走ります。応援よろしくお願いします」(P-Navi編集部)